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なぜ東証がネットライブ決算説明会に注目するのか?

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 東証から「今回の御社の決算説明会には注目しています」との連絡をいただきました。今日(8月8日)午後8時から、インフォテリアでは、インターネットのストリーミング配信を使った生中継ライブ(ネットライブ)による決算説明会(第1四半期の決算説明)を行います。

 東証マザーズ上場の企業は、上場から3年間、年2回以上の決算説明会の開催を求められています。インフォテリアでは、上場した昨年度、上場時も含めて各四半期毎4回の説明会を開催しました。説明会は、いずれも東京の都心あたりに場所を借りて、そこに来ていただいて説明をするものですが、決算説明会が重なる時期に特定の場所に行かなくてはならないという形ですので、参加いただく方の負担も小さくありません。

 そこで、インフォテリアは「技術コア」の会社ですし、どこにいても決算説明会に参加できるようにと考えて、今年度の第1四半期の報告である本日の決算説明会をネットライブ放送を試してみることにした訳ですが、そうしたら、機関投資家、個人投資家双方に向けてのネットを使った説明会は国内で初めてらしく、注目を集めることになってしまいました。

 実は、現在のところ東証が年に2回以上と義務づけている決算説明会は、実際に会議室などを借りて対面で行うもののみが認められていて、ネットによる決算説明会は回数にカウントされません。しかしながら、技術が進化して、今ではライブ放送の質も上がりや質疑応答も可能で、しかも後からも再生可能ですので、より多くの人が参加できるであろう、ネットを利用した決算説明会もいずれ認められるのではないかと考えています。インフォテリアの場合は、中間と通期の決算説明会は従来通りに行うつもりですので、今年度は問題はありませんが、本当にネットによる決算説明会が有効であれば、もっと活用していきたいとの思いもあります。

 今回、東証が本日の決算説明会に注目している理由は、今後ネットライブ決算説明会を認めるに向けての検討材料としてであることを願い、また、遠くないうちにネットライブによる決算説明会も正式な説明会として認められるよう期待して、今夜のライブ放送に臨みます。

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