Ajaxアプリはどこまでクライアントアプリに迫ることができるのか?
昨日、ブラウザ上で動く表計算ソフト「OnSheet」(オンシート)を発表しました。SaaSとして提供されるこのソフトはいうまでもなくAjax技術を使ったものですが、宣伝を抜きにしても、Ajax技術でここまでできるということを実感していただくために、全ての方に一度触ってみて欲しいと思います。
これまでも、既存のクライアントアプリケーションをAjaxを使って「再現」する試みがいろいろと行われてきましたが、表計算アプリケーションのジャイアントであるExcelの再現性では他のオンライン表計算ソフトより高いと自負しています。また、使い勝手が良いだけでなく、データはネット上に存在するため、ワークシートファイルをメールで送ったりすることなく複数の人で共有することができます。たとえば、下記のURLをクリックしてみてください。
http://www.onsheet.net/user/pina/sample1
ワークシートが見えたでしょう。このように、全てのシートにパーマリンクが付くので、メールであれWebサイトからであれ、わざわざ保存したりダウンロードすることなく、また自分のリソースを使うことなくワークシートを共有できます。また、このシートは書き込みを許可していませんが、書き込み許可をすると複数の人が同時に書き込むことができます。
さらに、ワークシート全体だけでなく、特定のセルや範囲の値もパーマリンクとして取得することができます。たとえば、先ほどの表の上期の売り上げ合計値を得るには、
http://www.onsheet.net/user/pina/sample1/H1Sales!H8
と指定します。さらに、下記。このようにOnSheetで作ったグラフも公開、共有することができます。このグラフをページに貼れば、ワークシートと連動したライブなグラフを自分の必要なページにマッシュアップできるわけです。
http://www.onsheet.net/export/sheetobject/3311.png
どうでしょうか?Ajaxを駆使したExcelと近い操作性、それでいてExcelにはないネット上で提供される表計算のメリットの一端を感じていただけたのではないでしょうか?
ソフトウェアはどんどん進化します。その価値を享受するかどうかは、あなた次第。多くの選択肢から、自分、自社のシチュエーションにあったソフトウェアを選ぶには、評価記事を読むだけでなく、まず自ら使ってみることをお勧めします。