ソフトウェアは私たちに幸福をもたらすことができるのか

大盛況の「Web 2.0勉強会」は企業のWeb 2.0化のヒントとなるか?

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Web20study  先週金曜日(3月3日)にXMLコンソーシアムの主催で「Web 2.0勉強会」を開催しました。これが大人気で、募集開始から3日で定員オーバー。予定の申込締切日よりかなり早く申し込みを締め切らざるを得ませんでした(申し込めなかった方々申し訳ありません)。

 冒頭のセッション「なぜXMLコンソーシアムがWeb2.0か?」では、私の話の中でXMLコンソーシアムが今後Web 2.0に真剣に取り組んでいくという宣言を行いました。XMLコンソーシアムがWeb 2.0に取り組むのは、安直に流行に乗ったわけではなく、Web 2.0的な技術やサービスにおいてXMLは中核となる要素のひとつであって、また、XMLコンソーシアムとして、Web 2.0を企業情報システムで生かすための活動をして行こうと決めたからです。その第一弾が「Web 2.0勉強会」です。

 企業の情報システム部門の方とWeb 2.0の話題になると、「セキュリティ」、「責任・保証」、「不完全性」、「オタク中心」などの問題を挙げて「使えない」とか「おもちゃだ」といった意見をお持ちの方がいらっしゃいますが、本当にそうでしょうか?10年ほど前にインターネットが国内で本格的に商用化されたころも、「使えない」とか「おもちゃだ」といった意見を聞いたものです。それが10年でその技術(Web 1.0と呼んでもいいでしょう)は、企業情報システムにとっても欠くべからず存在になりました。今回、Web 2.0と言われている一連の考え方、技術、サービスも同じように、いずれ企業の情報システムに恩恵をもたらすのは間違いないと考えています。

 ちなみに、Web 2.0のサービスというとTim O'Reillyが示したものしか例示されないことが多いのですが、今では毎日のように新しいWeb 2.0的サービスが登場しています。その一例として今回私が紹介したものは次の通り(ABC順)です。

Edgeio

Edgeio

サイトからRSSで出す特定のタグを表示する。

Pageflakes

Pageflakes

Web上のさまざまなコンテンツを自由にマッシュアップして使用。

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Meebo

meebo

複数のチャットをブラウザ上で同時に稼動する。

Skmap

SKMap

Google Map上にSkypeの状況をマッシュアップして表示。

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Numsum

NumSum

ブラウザで動く共有型表計算。iRowsという競合も出現。

Spongecell

Spongecell

使い勝手の良い共有カレンダー。携帯電話との連携も売り。

 デモで紹介したものは、Ajaxを使ってリッチなUIを実現したもの(皆さんの気を引きそうなもの(笑))が多かったのですが、私としては、Web 2.0ではインターネット上でのアプリケーションとデータの「アンバンドリング」が極めて重要な意味を持つと考えています。この点については、また別途。

 いずれにしてもWeb 2.0はWeb全体の新しい潮流であってギークの趣味といったような限定的なものではないということは間違いありません。そのときに、「こりゃ面白い」と未来に夢を馳せるのか?しかめっ面をして問題点をあげつらうのか?XMLコンソーシアムのこれからの活動が少しでも多くの企業のIT責任者・IT担当者の笑顔に貢献できることを願ってやみません。

追伸:今回の各発表の資料は、XMLコンソーシアムのWebサイトで近日中に公開されます。(すみません、会員限定です。)

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