Google日本語入力の予感:その2「ビジネススタイルに変化がくる」かも?編
前回の続き、その2です。Google日本語入力の予測:その1「便利&面白」すぎて遊ぶ編:「さくらきん」と入力したら、「桜金造」と予測変換されたことで、飛び上がるほどビックリ!してしまったのです(笑)
この日本語入力とChromeOSの組み合わせで、より低価格のPCが多く出てきます。これは良いことです。これでソフトウェア無料の完璧な環境が整います。ChromeOSがシンクライアントに最適を書いたときに、Google発の無料な日本語入力が気になっていました。優秀なATOKなどもありますが、せっかくのChromeOSの無料な部分が薄れてしまいます。
ChromeOSについての過去ブログ:
Chrome OSの動画&試しに15分で動かす方法・・・色々見てお腹いっぱいになった
GoogleのChromeOSってシンクラインアント用途に最適?
しかし、日本語入力が出てきたことで、話は変わってきます。別にWindowsが脅かされるほどの事にはならないと思いますが、UMPCなどでも仕事が出来る人たちにとっては十分なメリットがあります。メールとWeb、ワープロと表計算…これだけでも仕事になる人が圧倒的に多いからです。
専門的な事をするには、従来通りのものを使えばいいのです。兎角こういうものが出てくると勝ち負けの話になってきます。それのが話が面白いからでしょうか? 必要なものだけを必要としている人たちに届けば、それだけで良いのでは?と思うのですが…
ビジネススタイルにも、より変化が出てくると思います。これはビジネスだけでなく、低価格PCが色々と活用されるシーンも増えてくると思います。既に、数万円でそこそこのスペックのPCが手に入ります。モバイル通信とセットにすれば、100円でも買える「凄い時代」になったものです。
まず、日本語入力だけをGoogleに変えても、十分に利用価値はあると思います。現段階では、文章と言うよりは「検索キーワード」っぽい感じで変換されますが、キーボードを打ちながらケータイのメールを打っているような感じがします。予測変換と学習機能が結構イケてるのです。Tabで選択するあたりは、Linuxでコンソールを操作しているようです(私はほとんど人差し指とTabでしか使えませんが(爆)) 文字入力が突然に早くなったような、錯覚さえしています。あくまでGoogleの日本語入力のおかげで入力する文字数が減っているだけなのですが。。。
日本語に適した、「前後の文字から推測される正しい文字」がより高精度になれば、もう十分です。これも時間の問題と思っています。日本語の弱い私は、ATOK頼りの依存症です。国語辞典とあわせて使わないと、間違えそうです。
Webで現在出来ることが、さらに搭載されれば、国語辞典類もスゴイことになりそうです。他にも可能性は無限にあります。
もう一つは、ChromeOSとの組み合わせです。が万能ではありません。用途限定になりますが、SSDとの組み合わせでPCが家電に近くなっていくと思っています。ネットワーク接続がキモになってくるので、モバイルだと今まで以上にネットワークのトラフィックが増えそうです。某モバイル通信を使っていますが、更に速度が遅くなってきそうなイヤな予感は残ります。
ハードウェアは限りなく、信じられないほどに、低コストになりました。これに、無料のOSやアプリケーションが入れば…これも無限の可能性が広がっていくと思っています。
低価格でネットワーク型のPCが普及してくることは、データがローカルになくても使えることになっていきます。一時的にローカルに置いたとしても、基本はネットワークのあちら側におくことで、紛失や盗難でも安心できる環境が整っていくと考えています。これって、まさにシンクライアントでは、と思うのです。
現状でも可能ですが、コスト面で多少の壁があると思います。
普及が加速するための「便利で無料」なものが出てくることは、良いことです。アンチウィルスソフトも無料のものが増えてきました。私の「無料なアンチウィルスソフトに対する偏見」も変えなければならない時期にきたかも?と思っています。サポートなしの無料と、サポート付きの有料を利用者が選べばいいのかもと。いろんな可能性や選択肢があるのはいいですよね。
もしも問題があるとすれば、無料な部分でなく、安いからとハードを「雑に扱う」ことが増えることです。使い捨てPCのような…。コストが抑えられても、モノは大切に扱いたいものです。あと、データをローカルに置かなくなったとしても、安全度が高まるだけで、紛失や盗難が許される訳ではありません。
セキュリティバカな私としては、セキュリティだけを考えていては、こんなネットワークなモノは使えませし、何かあった場合にどこが責任をとるのか?とか、誰が面倒見てくれるのか?・・・なんて、色々と問題も出てきます。
しかし、便利でコスト面においても優っているのであれば、それなりの対策を施して、使い物になるものに仕上げて、ビジネススタイルに「使いやすく変わる」のであれば、それもありではないか?と考えています。
そもそも、こんなものをビジネスに使えるのか?と言われそうですが、使えるようにチューンしてみるだけの価値と可能性がありそうな気がしています。労働環境も変われば、ビジネススタイルも変わりますし、従来の考え方も変わっていくと思っています。
今後のGoogleの動きに期待したいですね。