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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

GDPちょっと早く言っちゃただけじゃない。。。何か?って聞こえてくる感じがする情報管理

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速報だから早いほうが良いだろう!ちょっとだけ早く言っちゃたけど。。。何か?・・・このニュースを聞いたときに、そんな感じがしました。

こんな部分にも、情報管理の甘さが見えます。

「公表済みと早合点」と直嶋経産相 GDP漏洩にあきれる市場MSN産経ニュースより

直嶋正行経済産業相は17日の参院経済産業委員会で、7~9月期の国内総生産(GDP)速報値を16日朝の発表前に漏らした問題で「事務方から公表時間について説明を受けなかった」などと釈明した。塚田一郎議員(自民)の質問に答えた。市場でも、株価や為替に大きな影響を及ぼす重要な経済統計に対する意識の低さにあきれるかえる声が噴出している。

フライングという表現が使われていますが、スポーツの競技であれば失格ですよね。回数に違いはあるようですが、1回だからOK!って話じゃないです。

以前に、NHK職員のニュースになる前の原稿情報を利用して、株の取引に使った事件がありました。インサイダーです。意図を持って行われたようですが、「早めに知る」ことで、有利な状況になったことは間違いありません。

意図の有無が問題なのでしょうか?違うと思うのです。

間違いは誰にでもあるでしょうが、今の世の中の状況を考え、フライングした方の立場も考えれば。。。それでも、言っちゃったのです。

・・・情報管理の最悪な事例の1つでしょう。組織の問題もあるかも知れませんが、個人の集合体が組織になっているだけです。今回のケースは、個人の問題です。重要な立場でしたが・・・

個人の自己管理意識は、政治家に限らず、企業人にも共通します。

1つの方法は、ギリギリまで教えない。知ることの責任がなさそうであれば、それしかありません。

聞いてないことは、言えないからです。知ることにも責任が伴うのです。私は敢えて「聞かない」場合もあります。聞いてしまう責任を知っているからです。逆に言えば、一方的に話してしまう「ピンを抜いた手榴弾」のような状態に出来てしまうこともあります。

電車の中で痴漢に間違えられないように、両手を上げている人は多くいるはずです。手が上にあるのに、触りようがないだろう。ってことです。

 

これに対し、バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは「発表時間を知らなかったというのであれば、市場への関心の薄さを示している」とあきれる。クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは「(経済閣僚が統計を漏らしたことに)市場は反応していない。海外投資家から日本市場がほぼ無視されているということだ。日本経済の深刻さを示している」と、嘆いていた。

このニュースを見て、大臣も海外も「市場への関心の薄さ」が残念でした。

このフライングがもっと、関心が高まるほどのニュースになって欲しいものです。

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