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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

テレプレゼンスで空気を読んできました[ブロガーズ・ミーティング@Cisco Systems]

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昨日、[ブロガーズ・ミーティング@Cisco Systems]に参加してきました。副題は、「遠隔会議は“空気が読める”か?」です。

前から一度見てみたいと思っていました。スゴイよ!と噂は聞いていたので。。。

ハイビジョンが始まった頃、画面がキレイすぎて女優さんのお肌のしわが目立つから・・・と。。。思い出しました。テレプレゼンスは、キレイです。と、言うよりは、ほとんど違和感なく、モニター越しに見ている感覚すら忘れるような、演出が施されていました。

照明、部屋全体の色調、音の聞こえかた。。。バランスが絶妙な感じでした。65インチの大型モニターを3メートルくらい先に見ながらでも、目が疲れることもありませんでした。これは、照明や色調が作用していると思います。

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で・・・

空気が読めるんです。元々、イベントのコーディネータを長年やっていたこともあり、その場の雰囲気をつかむことは得意です。集中すると、映像越しも気にならず、実際の会議よりも空気が伝わってくるのです。

技術の進歩なのでしょう。小さな音も漏らさずに拾ってくれるのです。声が聞きにくい場合などもにも有効です。また、画面の見える方向から、その人の声が聞こえてくるのも、サラウンドのようで臨場感というか、対面で実際の会議と何ら変わりません。

が、この小さな声を拾ってくれるのは、Twitterならば文字ですし、それなりに自主規制も働いているはず?ですが、この技術の進歩は、大きな間違いも起こすのでは?と思いました。

普通に無意識に、つぶやき、ぼやき。。。をしてしまっても、音こそ小さいですが、確実に拾ってくれるのです。指向性の高いマイクなのでしょう。実際の会議ならば、「ブツブツ・・・」程度しか聞こえないものが、鮮明に聞こえてくるのです。う~ん、コワイです(笑) 無意識のつぶやきって。。。

全体の空気をウォッチしていたのですが、雰囲気が100%伝わってくるのです。細かい動きや、表情、何とも文字で表現できない部分まで・・・見えたのは、大きな収穫でした。ある意味、伝わりにくい部分を技術の進歩で「増幅」されています。これにはビックリしました。

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iPhoneやFOMAなどのモバイル機器でも資料を見ながら、参加できることが出来るようです。

ユビキタスなんて言葉が死語のように思いますが、正に「いつでも・だれでも・どこでも」から「いま・ここで・あなたと」繋がることができる。そんなことをビンビンと感じてきました。

1つだけ、気になることとしては、「いま、ここで、あなたと」繋がることは超便利なことだと思いますが、逆側には「これらで必ず」しも便利になることが、幸せになることとは違うだろう!と思いました。空気は直接、五感を使って得るものだと思っています。

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