三菱UFJ証券の顧客離れは必至でしょうが、どこよりも再発防止に必死な安全度
世間体のイメージだけで選ぶ、顧客のセキュリティに対する判断のモノサシがないことが現れていますね。本当に求めるのは、世間のイメージ?私は、このような事故が二度と発生しない証券会社を利用することだと思うのですが。。。
一方で、悪いイメージが染みこんでしまったのを回復するのも、並大抵のことではありません。
三菱UFJ証券、顧客情報・流出77社に拡大、「業績悪化」の懸念
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(FG)傘下の三菱UFJ証券は17日、元社員が顧客情報を持ち出し、売却した問題で情報が流出した可能性のある先が当初の13社から77社に拡大した。三菱UFJ証券と米証券大手モルガン・スタンレーの日本法人、モルガン・スタンレー証券を 10年3月末までに経営統合する予定をしていたが、情報流出問題で個人だけでなく法人顧客離れが広がり、提携に影響がでる可能性があるものと見られている。今回の事態を受け、生損保など約30社が三菱UFJ証券との取引を停止した。
続々と漏洩が拡大し、顧客離れによる業績悪化も避けられないようです。独断と偏見による、セキュリティだけの判断をすれば、今後もっとも安全な証券会社になるのですが。。。なぜに顧客は離れるのでしょう。判断基準がよくわかりません。
例えば、A社(どこでもいいのですが)と三菱を比較した場合、A社の社内では、三菱と同じことは起こせないので、社内管理の見直しと再度徹底を実施しているでしょう。普段からやるべきことですが、締め直しの機会です。
三菱の場合、社内全体にわたって肌で感じる「最悪の状況」を体験しているのです。それも全社員の方々が。。。
シミュレーションでも演習でもないのです。実際の事故です。
A社では、どれだけ頑張っても、同じ体験は不可能です。同じ体験が出来るとすれば、同じような事件が起きない限りはまず無理でしょう。
これ前提として、肌で感じた最悪の状況を体験していることが、どれほど大きく影響するでしょう?もしもあったら。。。と机上で考えるA社とは、比較にならないでしょう。実際に事件が起きてしまったのですから・・・
セキュリティへの必死度は、比べものにならないでしょう。体験が再発できないって最大のアンカーになるのです。
これが、イコール安全度に繋がっていくと。。。セキュリティとは、このようなものと考えています。