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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

情報セキュリティ標語の「え」:英語だと、ごまかしながら、見ないふり

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システムやWebなどに、英語のメッセージは多くあります。英語がよくわからないので、そのまま放置したり、OKを押してしまうことが多いのです。そこに重要なメッセージがあると、OKを押したことが同意になってしまうこともあるのです。

え:英語だと、ごまかしながら、見ないふり

なんて。。。如何にも英語が出来そうな、偉そうで感じが悪いですが、私の英語力は。。。大したことありません(自爆)

現在、オバマ大統領の就任演説集を聞きながら、勉強中だったりするのです。

英語のメッセージは、Windowsなどのシステムが出すものから、Webサイトなどで出てくるもの。。。または、ウィルス対策ソフトが発する日本語警告の中身が、英文だったりするのです。

コンピュータやインターネットなどの用語に、どう細分化しても日本語に変えられないものも多くあります。日本語で説明すると余計に訳がわからなくなってしまうものもあります。ここら辺が、未だ簡単になってない一部でもあるとおもいます。

 

よくある例:

1.なんか英語で書いてあったけど、よくわからないから。。。OKを押した

これ、実生活の場合で考えれば、とんでもないことになるでしょう。例えば、海外旅行などで、日本人がカモとして狙われるケースは多くあります。

Q:シャチョウさん、このペンダントイイデスヨ!10,000円、10,000円

・・・OK!OK!

これ、とりあえず、取引成立なはずです(笑)

以前にインドに行ったとき、仏陀が説法や修行した場所として有名な霊鷲山って山の頂に行ったことがあります。この霊験あらたかな場ですら、インチキが横行していました。布施なのに、地元の人は強い要求をしてくるのです。

キモチ。。。イチマンエン。。。?(意味:気持ちがあるならば、一万円を出せ!)この気持ちと一万円の組み合わせが、日本語もままならない私には、理解できませんでした。ブルー画面な感じで固まりました(笑)

Q:私は、この○○○をすべて読み、同意した。

・・・OKボタンを押した。

こんな読んでもいないもので、同意なんか出来るでしょうか?内容もわからないままに同意しても、知らなかったとか、わからなかったと。。。言えるでしょうか?

これらの違いは、言葉だけです。

2.なんか英語で書いてあったけど、よくわからないから。。。NOを押した

1と比べれば、まだ良いと思われがちですが、そうでもないのです。何かに拒否をすることが、すべて万々歳ではないのです。

ウィルス対策ソフトなどに搭載される、ファイアウォールやアプリケーションの起動制御などで、これらの拒否をすると・・・動かないのです。

あるサイトへの接続をどうしますか?の問いに、拒否をすれば、つながらなくなります。あるアプリケーションの起動制御もどうしますか?の問いに、拒否をすれば、起動しなくなります。

問題があるサイトやアプリケーションならば、拒否も有効ですし、二度と面倒な画面を見なくてもいいので、良いのですが。。。

そうでない場合は、「う・ご・か・な・い」って、結果が待っているのです。 セキュリーナ風に言えば、フリーズ!でしょうか?

3.起動時や特定のサイト接続時に毎回「何か」出てくるので、キャンセルボタンを押している

1と2の混ざった状態です。OKでもNOでもない。「聞かなかったことにして」「そんなことはなかったことに」なんて、感じでしょうか?

何らかのメッセージが出てくることは、良くも悪くも何かあるのです。放置して良いのでしょうか?

Q:セキュリティ上の危険があります!

・・・(・_・)......ン?よくワカラナイ。。。

これ、詐欺系のソフトでも似たようなことを聞いてるので、実際には何とも判断の難しいとこでもあります。PCのセキュリティも大切ですが、これ生命に関わる身の安全の話ならば、どうでしょうか?

Q:進入禁止!ここから先は危険!熊が出ます。

・・・(・_・)......ン?よくワカラナイ。。。で、いいでしょうか?襲われます。食われてしまいます。

違いは、コンピュータが出すメッセージで危険を知らされるか、警告看板などに書かれたメッセージで実際に熊に襲われるか?です。 日本語だと理解しやすいのですが・・・

やはり、語学習得しか方法はなさそうです。がんばりま~す。

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