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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

ネット上の就職活動から→知らないうちに犯罪に加担【FBIが警告】

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「知らずに犯罪に加担」,FBIが求人詐欺を警告ITproセキュリティより

米連邦捜査局(FBI)とインターネット犯罪苦情センター(IC3)は米国時間2009年2月4日,インターネットで就職活動を行う人を狙った詐欺事件が多発しているとして注意を呼びかけた。犯罪者が在宅労働の求人広告をネット上に掲載し,それに申し込んだ人が意図せず犯罪活動に加担させられてしまうという。

合法的な仕事の広告に見せかけてオンラインで求職者を募り,実際には不正な手段で得た小切手の現金化や資金の移動,盗品の転送などを行わせる。例えば,ある企業のサービスをテストするという名目で,サービスにサインアップして不正な小切手を受け取り,現金化して送金するよう指示された被害者もあった。

(中略)

なお,米InfoWorldによると,英銀行共同支払決済機構(APACS)は,この3年間で詐欺目的の求人広告が345%増加したとする調査結果を発表している。

 

昨今の雇用情勢や例えばデータベースから不正に入手された情報を、攻撃な視点で考えてみると・・・どんな悪用ができるか?にも書いたような、大手転職サイトの情報漏洩を考えると、このような求人詐欺がさらに増加すると思われます。

これは新しい形のマネーロンダリングになるのでしょう。インターネット、特にケータイサイトの裏就職サイトや裏ハローワークへの入口の米国版な感じがします。

もっとも、そこまで怪しくない合法的(知らない人にはそれが合法か違法かの判断は難しい)な仕事に見えるでしょうし、ネット上だけで完結するのであれば、仕事する内容も楽なはずです。よくある「在宅でお仕事」そのまんまですね。

日本でも米国でも、内容には大差ないと考えます。一般的に小切手の流通が少ないくらいでしょうか?

国内でも起きる、既に起きている?。注意したいものですね。

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