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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

切断されると爆発するワイヤーロックに、泥棒の戦闘意欲もなくなるか?

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切断されると爆発して泥棒を撃退する自転車のワイヤーロックGIGAZINEより

事故やパンクなど自転車を使っていて怖いことは色々とありますが、やはり一番怖いのは盗難。鍵をきっちりかけていても、細いワイヤーロックや簡易なU字ロックだと切断して盗まれる可能性があります。

そうした強引な盗難を防ぐために、切断されると爆発して自転車泥棒にマーキングを付ける鍵を作った人がいるようです。

切断時の様子を撮影したムービーなど、詳細は以下から。

Final Major Project-SmartLock

Mike Lambournさんが作成した「SmartLock」は、内部に染料や無色のマーキングが付けられるSmartWaterなどの液体を入れられる鍵。


切断されると圧縮空気によって中の液体が周囲に噴出され、犯人や盗難自転車を簡単に発見できるようになっているそうです。

実演ムービー。すごい勢いで爆発していて、窃盗犯を驚かせて撃退する効果もありそうです。
YouTube - Smartlock Video

ワイヤーロックのないノートパソコンをよく見ます。持ち運びのノートパソコンには、さずがにワイヤーしませんが、人の出入りの多い場所や受付カウンターのようなところでは、必須なアイテムの1つだと思っています。

これ自転車などに使うワイヤーロックですが、すごいです。何がすごいかって、動画を見てください。下手な文章を読むよりも良いです(笑)

コンビニや銀行に置いてある、マーカーボールと同じ効果があるようです。この普通でないワイヤーの存在を知らない自転車泥棒は、とんでもないことになるでしょう。

泥棒にもコストパフォーマンスがあります。リスクパフォーマンスと言った方がしっくりくるかも。

狙ったものが、リスクを上回るだけのパフォーマンスがあれば十分に標的となりうるのですが、それを下回った場合は、狙われる確率が低くなります。どうしても「それ」でなければならない場合を除けば、標的は他にもあるからです。

しかし、この普通でないワイヤーを知らずに切ってしまうと。。。まぁビックリ!でしょう。ちょっと太めのワイヤーにしか見えないので、思いっきり切ると・・・爆発するのですから。。。

これ細めのワイヤーでノートパソコンにも応用は利きそうですが、ノートパソコンの場合ワイヤーの強度よりも付け根の強度に若干の不安があるので、どんなものでしょう?でも、十分に抑止効果は高いです。逆に飛び散る液体がノートパソコンに優しい素材でないと、ノートが逝ってしまいます。

いずれも、戦闘意欲を激減させるアイテムとして有効でしょう。本気で「それ」が狙われるのであれば、何も打つ手はありませんが、どれだけ軽減できるか?を考えれば、十分です。

敵は、何よりも意表を突かれることをもっとも嫌うのです。想定外(一時期はやりました(笑)な動きは、泥棒でなくともイヤですよね。

以前に見たことがある、車のセキュリティを思い出し、ネットで画像を検索しました。これです。

http://content.answers.com/main/content/wp/en/3/3e/Blaster-flamethrower.jpg

この炎は、マフラーから出ているものではありません。日本では想像できないですが、車に飛びかかってくる強盗を撃退するために使うようです。ワイヤーロックよりも強烈です。運転席の窓を割ろうと近づいてきた泥棒は、火炎放射器のような炎に包まれるのですから・・・物騒なものでも、必要性があるのでしょうが。。。

間違えて噴射ボタンを押してしまうと、とんでもないことになりそうです。自ら噴射して車がも燃えないのか?とか、運転席は暑くないのか?・・・・など不安になりそうなことは多いですが、心配しなくとも大丈夫です。使う機会はなさそうなので(自爆)

ここまで、すごくなくとも、何かのヒントにはなりそうです。

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