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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

偽装・・・騙す場合と守る場合

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偽装・・・改めて辞書でひいてみました。偽装

ぎそう ―【偽装/擬装】
(1)他人の目をごまかすための装いや行動。
(2)敵の目をごまかすために、建物・船体・車両・兵器などに、特殊な色を塗ったり、おおいをしたりすること。カムフラージュ。
三省堂提供「大辞林 第二版」goo辞書

例えば、最近だと米ですね。食の偽装は「絶対ダメ」です。食する側がわかった上で食うのであれば、アリかもしれません。しかし、知っていれば食わないと思います。

今回の米は、酒にまでなっていたようです。思い出すのは、肉のミンチ事件です。混ぜてしまえばわからない?

じゃあ加工品がヤバイのでしょうか?そんなことを言ったら、ほとんどのモノが食べられなくなってしまいます。

加工されてない米(現実には多少されているでしょうが)でも流通上で、マネーロンダリングのように・・・出元がわからない状態で、種類まで不明になってます。 こんな騙しは許せない行為です。当人達は、わかっているので絶対に食べないことは、言うまでもないでしょう。

同じ偽装でも、守るためにも使える有効な偽装を考えてみたいと思います。

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以前に書いた、セキュリティーもパンツ偽装で泥棒を撃退!これは簡易金庫です。ネタっぽく見えますが、ネタです(笑)しかし、有効な1つの方法でもあるのです。誰も簡易金庫だとは「まず思わない」ところがポイントです。

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偽装も盗難対策に有効・・・USBメモリーの場合で書いた、こんなものを自作した方が海外にいました。これパンツよりは実用的で人にも見せられるので、私も作ってみました。実際に使ってます。使い物にならないように見えるところがポイントで、万一なくしても「これ」を差してみよう!とは、思わないでしょう。

 

ランチ泥棒防止グッズ

昼飯を盗られたくない人のための…ランチ泥棒防止グッズ。日本ではほとんどないと思いますが、海外ではサンドイッチの盗難が多いようです。防止のための偽装として、カビのような模様がはいったジップロックです。こんなカビの生えたモノを「わざわざ盗る」人はいないでしょう。カビ臭がたまらなく好きで、食べた後の「あの苦痛」と想像できることが好みの方は、この限りでありません。

いずれも、守るための偽装です。実際にドコまで有効か不明な点もありますが、視点を変えるための方法でもあります。 

USBメモリーだけは実践しています。・・・書いちゃった段階で、ホントは言っちゃばれる、のですが・・・いいです(笑)

このUSBメモリー、ネタ的に結構ウケます(笑)これも皆が持つようになると効果がなくなってしまいますが、今時こんなもの使う人は「変な人」だけでしょうし、差すと何か変なことのトリガーになるかもしれない?アヤシイ香りがプンプンするところがいいです。(自爆)

同じ偽装でも視点を変えるだけで、自己防衛に使えるモノもあるのです。どれかお試しされてはいかがですか?

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