オルタナティブ・ブログ > 新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ >

~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

報酬があれば潜在意識が教えてくれる?意識って現金なものです。

»

「報酬があれば潜在意識が教えてくれる」:人間で初めて実証WIRED VISIONより

   

行動分析学の権威バラス・F・スキナーは70年前、「潜在意識レベルでの学習」について、ラットやハトを用いて詳述した。同様の現象が、このほど人間でも初めて実証された。

実験は、条件付けにおいて意識的な推理を排除するよう、巧妙に設計された。被験者には500分の1秒足らずの間、1つのヒントが見せられた。視覚で意識するには短すぎる時間だ。(被験者にヒントを見せる時間を制限することで、脳の意識的な視覚システムが情報を処理できないようにしたわけだ。実際被験者は、実験後にヒントを見せられても、それを前に見ていることを思い出せなかった。    

それから被験者は、ボタンを押したら金銭的な報酬が発生するかどうかを「直感で」判断するよう求められた。        

被験者たちは、63%の割合で正しいボタンを選ぶことができた。ただし、報酬を受け取れる場合に限ってだ報酬がないときは、偶然による割合を上回ることはなかった。

   

人間の頭脳である脳は、随分と現金なものらしいです。近年、脳トレとか茂木健一郎さんなど脳の科学が目につくようになりました。

そもそも意識って、Wikipediaで引いても結構あります。医療、哲学、心理学・・・潜在なんて見たこともないので、よくわからないです。仏教でいう意識などは、深すぎて更にわからないです。

この条件付けって、サブリミナルで有名な「コーラ」と「ポップコーン」くらいしか知りません(笑)。様々な意見もあるようですが、効果はあるとおもいます。

動画だって、1秒が30コマのパラパラマンガの連続ですから、1秒に500枚あったとして「その1枚」のヒントを思い出せる人間の能力ってスゴイですよね。

ビックリなところは、この「直感」が、報酬との結びつきで高まるとこでしょう。

やはり思い出すのは、ヨダレが出ちゃう「パブロフの犬」です。このワンちゃんだって、報酬である「エサ」と「ベルの音」を関連づけすることで、「ベルの音」だけでヨダレが出ちゃうのです。ワンちゃんにとっての報酬である「エサ」と人間の報酬である「金」とは、似たようなものだと思います。

しかしトリガーとしての「ベルの音」が、「直感」じゃない・・・です。これも報酬かもしれません。

私の場合、ベルが鳴っても「ヨダレ」は出ませんが、梅干しを見ると「唾液」が出るのは、皆同じはずですが・・・寝ている間に、出ちゃっていることはあるようです(自爆)

よく脳みその3%くらいしか使ってないなんて聞きますが、ホントだと強く思える内容でした。それでも10%も使っているとは思えません。10倍の30%を使えるようになれば、ヨダレもベルの音速よりも早い、カミナリと同じ速度で、30センチくらい飛ばせるようになるかもしれません。それが「何」に役立つのかわかりません(笑)

人間に秘めた能力ってスゴイですね。

Comment(0)