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夏目房之介の「で?」

東大中文「孫たちが語り合う漱石と魯迅」、漱石記念館、学習院身体表象文化学学会

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今日は、午前中に東大で「魯迅&漱石」のシンポがあり、僕は10時半から、今年9月に中国・紹興でお会いした魯迅のお孫さん・周令飛さんとのトークショーに出演。それまでが学術的な研究系だったせいもあったろうが、周さんがまた大変にユーモアセンスのある話し上手で、我々のトークは中国語通訳入りだったにもかかわらず爆笑がおき、会場は大うけだった。
本当はそのあと、最近できた新宿区早稲田の漱石旧居あとの漱石記念館にみんなで回るはずだったのが、中国側の都合で中止になったとのこと。僕はまだ館に行っておらず、ちょうどいいと思っていたので、それではと一人で早稲田へ。本郷三丁目から南北線で若松河田へ出て15分ほど歩いてどうにか館へ。まあ、なるほどな、という感じ。りっぱなビルの中に、漱石邸が写真をもとに再現されている。地下には図書室と講演などのための会場があった。
その後、東西線早稲田にやはり15分ほど歩いて下り(正直、なかなか迷いやすい小路が多い)、目白に出て学習院へ。じつは、身体表象文化学専攻の学会ができて、今日は初の学会が開催されていたのだった。午前中から総会があったのだが、東大のイベントが先にスケジュールに入っていたので、遅れての参加になった。発表の最後を少し聞いて、そのあと懇親会に出席。楽しく学生や卒業生と歓談したが、さすがに疲れて帰宅。今日もよく歩いた。けど、練習はできなかった。

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