夏目房之介の「で?」

シリーズ昔のバリ④92年7月のウブド

»

シリーズ昔のバリ④92年7月のウブド もはや24年前のウブドってことになりますねえ。最初の写真はその頃のモンキーフォレスト裏の谷のマンディ場です。水は澄んでいて、空気もきらきらときれいでした。それからしばらくして、ここも生活のゴミ(ビニール袋、ペットボトル、ポリタンク、生ごみなどなど)と廃水で完全なゴミ置き場と化しました。地元の人々もこれじゃいかんと清掃を始め、今は少しよくなりましたが、かつての美しさはないです。何せ水が汚れちゃったしね。それをいわば促進している観光客の身としては、何ともやるせない気分でした。ホテルのバスで体や衣類を洗う洗剤廃水も当然含まれるてるわけだし。
次の写真は、ウブドで踊る子供たちを撮ったものだと思います。以前は散歩してると、あちこちで子供たちが踊りの稽古をしてるのを見ましたが、最近はあまり見ませんね。構造的に開放的な公共スペースがなくなったのもあるのかな。
最後は、やはりウブドの近くだと思いますが、急峻な谷に囲まれた流れの早い浅い川で、マンディの場所です。こういうところでマンディしたことがありますが、流れが岩に当たって天然のジャグジーになり、見上げれば竹とジャングルと山々と空という、最高の気分の沐浴でした。マンディの場所は何となく男女で分かれていて、水を汲んだ大きなカメを頭に乗せた少女が、ほとんど崖といっていい斜面をすいすいと登っていくのをみて、この足腰と姿勢の正しさあっての、あの踊りなんだなと納得しました。バリの村の家は、たいていその背後が川に落ちてるんでしょうかね。ウブドあたりは、川と水田の関係で、ほぼそうみたいですが。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する