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夏目房之介の「で?」

アイケ・エクスナ講演 「アメリカ新聞連載マンガの戦前和訳と日本現代ストーリーマンガの起源」

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http://mstudies.org/2016/08/07/368
8月24日、学習院で講演会を開催しますので告知させてただきます。
アイケ・エクスナ講演会
「アメリカ新聞連載マンガの戦前和訳と日本現代ストーリーマンガの起源」
戦前の日本で本格的にコマ割りストーリーマンガが描かれ始めた時代に、多くの出版物で人気を集めていたのは、翻訳された海外マンガの数々であった。正式に版権を取得して連載されたものから、無断転載や模写などに至るまで、多くの翻訳マンガが、戦前の漫画家と読者に影響を与えてきた。中でも、アメリカ新聞連載マンガは新聞や雑誌で広く人気を集め、「親爺教育」(アサヒグラフ、東京朝日新聞)「マットとジェフ」(大阪朝日新聞)「ハッピイフリガン」「フェリックス」(時事漫画)など、数々の作品が戦前の日本では愛読されていた。日本のストーリーマンガの歴史を考える上で欠かすことのできない、その実態について、アイケ・エクスナ氏が調査・研究の成果を発表する。
日時:2016年8月24日(水)14時~(開場13時40分)
会場:学習院大学(東京・目白)西5号館301(入場無料)
 終了後に懇親会を開催の予定
→お知らせPDF(633KB)
アイケ・エクスナ Eike Exner
ドイツ出身、2008年アメリカでハーバード大学文学部卒業。卒業論文のテーマは視聴覚メディアの翻訳。一年東京大学で研究生、2009年南カリフォルニア大学比較文学部修士博士課程入学。博士論文のテーマはアメリカ新聞連載マンガの戦前日本語訳。2014年から2016年城西国際大学メディア学部客員助教。
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