映画『チャッピー』

好きな映画『第９地区』の監督作品というので借りてみた。『第９地区』ほどの面白さはないが、南アフリカのヨハネスバーグ舞台のまあまあのＡＩロボットもので、あの奇妙な寂しさみたいなテイストも感じられる。基本的には『ロボコップ』なのだが、同作で悪役だったロボットと同様のスタイルの奴がヒュー・ジャックマンの製作・操縦する敵役。主人公チャッピーを含む警察ロボットは完全に小型のパトレイバー（とくに耳のアンテナ）。チャッピーを作ったデーヴ・パテールは『スラムドッグ　ミリオネア』の主役俳優。チャッピーの「ダディ」役のギャングの名がなぜか「ニンジャ」で、最後に彼がはいてるパンツになぜか「テンション」ってカタカナで書いてある。日本ファンななのかな。

ちなみに日本公開版は、監督に無断でカットしたものらしい。もっとテイストの強い作品だったのかも。