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夏目房之介の「で?」

兎丸焼き!

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Photo_2池袋の「聚福楼」にて、八卦掌仲間全4人で兎丸焼きを頼むと、こんな光景に。「エヴァ」の地下にいた奴みたいな?
何ツーか、直接こいつに出会うと、アドレナリン出て「食事をいただく」というより「戦闘開始」的な「喰らう」衝動に突き動かされる。このテーブルの背後に若干溶鉱炉的な厨房があり、そこでガンガンいろんなものを焼いて、テーブルに持ってくる。が、実際はこの網では丸焼きは無理で、「はい、見せました」的瞬間ののち、ぶつ切りになって出てくる。

Photo_3で、こういう状態。これより網で焼く。主役はあくまで兎のぶつ切り。
ともかく暑い。前屈みに焼いて食べていると頭がぼーっとしてくる。しかし、うまい。身は白くなるまで焼き、脂は少なく、さっぱりしつつも、旨味があり、ひたすらこれだけ一羽分食べ続けたにもかかわらず、飽きない。フランス料理などで食べる兎料理とはまた、まったく異なる味覚。臭みもなく、癖もない。しかし、鶏でも、豚でも、まして羊でもなく、蛙とも違う。結論、おいしかった!

というわけで、たたかいすんで外に出たら、外のほうが涼しかった。
今後の課題としては、やはり羊の足とか、背中とか、ほかのテーブルに運ばれる姿をみると、やはりこれはまた挑戦せねばなるまい、という戦闘意欲をかきたてられた。動員人数がないと討ち死にしそうだが。倍の8人ほど、ほしいなあ。

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