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夏目房之介の「で?」

TVの「カラオケ対決」番組

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前から深夜番組では、プロ歌手一人に芸人数人が、カラオケの採点機相手に歌って競う番組を観ていて、けっこう好きだった。音程などの採点基準をグラフと記号で、歌にあわせて表示してくれるのが、何だか非常に面白いのだ。一種、歌を解析してる感じで、ビブラートやしゃくり、こぶしなどが加点されるのも、面白い。「あ、なるほど、こういう箇所は、音程が前後にひっぱられて外れやすいんだな」「だから、カラオケでは、声をかすれさせてごまかしたりしてるんだ」とか、色んなことを考えられる。でも、大体において高得点になってくると、聞いていてまるきり面白くない歌い方が勝って、プロが負けたりする。つまり、ビートをはずしたり、アレンジや音色を変えるなどのプロっぽい操作が、じつは採点機には「間違い」にされてしまうからなのだ。でも、実際にはそういう表現力こそが歌うことのよさ、面白さだったりする。僕のカラオケなどは、崩して面白くしているので(考えてみたら書もそうだな)、多分全然低い得点になるだろう。そんなことを考えながら観てるのだが、やっぱり僕は歌を聴くのも歌うのも好きだなあ、と思う。最近のR&B系歌手はほんとに歌がうまい。ま、結果カラオケに行きたくなるんだけどね。行こうかなー。

あ、ちなみに「太鼓の達人」の競技も、画面にポイントが出てくるので、面白いです。以前、孫と一回だけやったことがあるが、なかなか面白かった。全然ダメだったけどね。

追伸

カラオケ行ってしまいました。

本日は、
「Song For You」(レオン・ラッセル
「SHE」(エルヴィス・コステロだけどシャルル・アズナブール風味で
「ローハイド」(フランキー・レイン 相変わらず早口英語が間に合わない
「波乗りジョニー」(桑田 息継ぎに工夫
ここで、大手術から奇跡的に復活した同級生がきたので、お祝いに、
「この素晴らしき世界」(サッチモ
「Story」(AI 名曲です。ライブも観た。ただし4ポイント音程下げ
などを歌いました!

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