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夏目房之介の「で?」

墓前の猫である

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雑司が谷の祖父の墓が雑草でひどいことになっていると連絡があったので、息子たちと3人で草むしりに行ったのである。すると、驚いたことに雉トラの猫が墓の上に座っているではないか。まるで墓の主のごとく、落ち着き払っている。なでると、やけに人懐こく、ゴロゴロと喉をならし、首を押し付けてくる。掃除の間も、そのあたりにいて、ハカマイラーの方々が十数人きたときも「あ、猫が・・・・」といいつつ写真を撮ったりしている、かなりフォトジェニックな猫である。中の一人が「飼ってるのかな」というので、思わず立ち上がって「飼ってないよ」といったら「そうですよね」などと納得していた。でも、そんな感じで、あまりにも「おいしい猫」であった。
ロンドンの漱石下宿前でも猫に出会ったが、何だろう、猫シンジケートに回状が回ったんだろうか。

121009_175001 驚いたね、どうも。

Photo_7  わお!

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