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夏目房之介の「で?」

映画『ゾンビハーレム』

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大崎にできたTUTAYA(ありがとう! できてくれて! いやあ、助かった)で探した、超~・あ~・や~・し~・そうな英国産ホラー・コメディ映画『ゾンビハーレム』(原題 DOG HOUSE)を借りてみた。

いやああ、面白かった。もうね、むちゃくちゃしょーもないB級映画なんだけど、英国風のひねこび方もあって、相当楽しめる。何しろ、家庭や女性関係で問題山積みの中年男どもが、離婚が決まって元気のない友人を励ますために、住民の半数以上が女性の森の中の村にドンチャン遊びしに行くが、何とそこでは女性全員がゾンビ化していて、男はみんな食われてしまって・・・・という、どうにもしょうがない設定なのである。

セリフなどに、けっこうパロディや皮肉が効いている・・・・らしいのだが、全部はわからない。でも、こういうどうしようもなさを自覚的にやっちゃう映画は好きだなあ。笑えます。ホラーショップみたいなところで、子供相手に熱く「マンガは芸術なんだ」と力説するオタクっぽいおじさんが、ゾンビ退治の武器を発明(?)したりするのだが、僕的にはもっと彼に活躍してほしかった気がするけどね。このテの映画好きな方にはおすすめです。人によっては不快になるかもしれないけど。

http://curse.jp/horror-movie/20100111164043.html
このブログの人も、相当お好きそうです。

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