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夏目房之介の「で?」

汗まみれ「廻身掌」特訓

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11日の李先生講習会は、廻身掌。
なのですが、まず李先生いわく。
「こんなに暑い日には、ちょっとやり過ぎな練習で汗を流しましょう。毎日、そんな練習をすればいいわけではないんです。でも、そんな練習ができる日なんて、年間でも、そんなにあるわけじゃないんです」
うわ~~、と覚悟はしたものの、いやはやものすごかった。ただでさえ汗が出ている状態の中で、全身もれなく使った二種類の蹴りを連続して繰り出し、さらに探掌3回、セン掌1回。すでに走圏でもじゅうぶんに汗は吹き出しぼたぼたしたたるのに、これをやるともう汗が目に入るは、円形に汗の輪できるは、ついに初めてスポーツドリンクと水のペットボトル2本(500ml×2)飲みきりました。

さすがに李先生も、死にそうな奴がいると思ったのか、異例の休憩2回システム。たしかに、廻身掌の後半部で李先生が「力が出せる人は、ちゃんと出してやってみてください」といわれ、最初の走圏から腰を下げてケイを使う感じで思い切りやってみると、無念ながら全力では2回が限度。その後、ゆっくりと何とかもつレベルで、それでも力が通る感じでやっていたが、もう心臓がバクバク。やむを得ず、走圏を2周して落ち着けてやるしかなかった。いや、すごいわ、これ。でも、率直な印象でいうと、こいつはホントに衝撃力があると思うな。実践派のU氏も「これは効くよ」と感心の体。
その後、終わって着替えて近所で食事をしたのだが、その時点でもとまらない汗でシャツがびしょぬれでした。すごいなー。李先生的にいうと、これで毒的なものが体から出て行くんだそうで、おまけに「キミの匂いも、練習の前後で違うんだ」そうだ。何しろ、この人は生徒の汗の感触までチェックしてるんだよね。何か不思議な世界だ。

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