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夏目房之介の「で?」

下盤三穿掌!!!

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ひょえ~。本日の李先生講習会は、下盤三穿掌!
これね、下勢という、床すれすれに下がってから起き上がる、ヒジョーにきつい動きを三回繰り返すというとんでもない練習。しんどかったああ。もう前半1時間でマジ帰ろうかと思った。

李先生は、夏は筋と骨を引き伸ばして開く運動をどんどんやらないといけない。そういう運動をするには、夏は短いのだ、とおっしゃる。しかし、何しろエアコンを止めて窓開けての練習。龍形の時点で目の前に伸ばした腕にふつふつと汗が噴出し、どんどん流れ落ちる。すぁらにぃ三穿掌やると、もう青息吐息。ホントは後半、もっとキツイのをやるつもりだったらしいけど、さすがに「気血が安定するようにゆっくり龍形」といわれた。正直、初めは足がふらふらして、こりゃダメだという感じだった。が、終わりごろには、ナゼか落としてもしっかり足を運べるようになり、気持ちがよくなってきた。こういうところが馬貴八卦掌の不思議なとこなんだよね。
李先生は「どうです? この龍形のあと、暑いと感じますか? 悪いものが出てしまって、暑く感じないのじゃないですか? 暑いのは、じつは自分が暑いと感じているからなんです」とおっしゃる。いや、そういわれてみると、たしかにそのときは「暑い」という感覚はなかった。多分、汗が相当出て、かつ体の温度が上がっているので、外気を暑いと感じなくなってるのかも。
で、そのあと88式を二回。我ながらよく最後までやったよなあ。

本日はさすがにしんどい顔をしていたのだと思うが、李先生が前半終わった頃にやってきて「大丈夫、よくできてる。60歳過ぎて、これほどできてる人は他にいないよ。もちろん、ハードなのはわかってるけどね」と笑っていわれた。
ところで、下盤三穿掌には鶏と燕を模した動きが入っているが、最後に「金鶏独立」という、片足で立って上半身を捻る動きがある。これがどうしてもフラついて、うまくできなかった。で、八戒さんにいったら、上げるほうの上腿をもっと上げると、その分提肛ができて安定するのでは、と示唆された。なるほど! こんどやってみよう。

いやあ、しんどかったけど、今の気分はいい。これだから、やめらんないんだよね。

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