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夏目房之介の「で?」

ドミニクとモヒート

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木曜4限、マンガ言説史の講義をようやく終え、5限「現代学講義 恋・愛・性」の二回目を終え、戸越に帰ってひさしぶりにやってきたドミニクと会った。この一風変わったフランス人とは、十年以上前に初めて会った。いきなりマンガの話を6時間し、そのうち少なくとも3時間は彼がしゃべり、2時間はウーノの通訳だった。僕がしゃべったのは多分1時間(笑)。相変わらず元気そうに、フランスの出版不況や日本マンガの頭打ち状況、出版社の無策ぶりなどへの憤懣を語っていた。あと、ヒンドゥーの修行の話。戸越の中華料理を食べ(エッグは先約があったのだ)、自由が丘のモヒートヘブンに移動したら、先日同窓会やモヒートで会った十代の頃の友人たちが来ているではないか。ドミニク一行をまじえ、何か奇妙に盛り上がり、結局1時半頃に解散した。そういえばドミニクたちは『さよならもいわずに』にえらく興味を持っていたな。

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