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夏目房之介の「で?」

みやわき心太郎さん

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逝去されたとのコメントをいただき、検索してみたのですが、なかなか確信が持てず・・・・・。

パーティでお会いするといつもお元気で、COM座談会のときもまったくお丈夫そうだったので、信じられないですが、本当のようです。明日、お通夜とのことですが、ゼミ終えてから駆けつけてもおそらく間に合わない。申し訳ないですが、一人で静かにお送りします。

みやわきさんは、末期の貸本の青春物で活躍された時によく読みました。当時の貸本マンガの中では完成度の高い作品を発表されていました。「街」でデビューだったんですね。COMでも独特の筆致と雰囲気が記憶に残ります。寡作な方でしたが、パーティなどでお会いするととても熱を感じさせる優しい人柄の方でした。世話好きなのか、多くの作家に慕われたようです。本宮ひろ志『天然まんが家』(集英社 2001年)には、こう書かれています。

〈中野に、みやわき心太郎という、当時の食えないマンガ青年団の幹事長的マンガ家がいた。/みやわき氏は、あらゆることに博学で、人の質問にはたいてい答える。絵もとび抜けてうまかった。〉34~35p

中国にマンガを教えにいくといわれていた時、やはりパーティで長話をしたのをおぼえています。67歳。早い・・・・・。残念です。

心よりご冥福をお祈りします。

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