夏目房之介の「で?」

TV「情熱大陸」に秋本治

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何気なく観てたら今日の「情熱大陸」は秋本治だった。
ホントにマジメで、地道な仕事ぶり。朝9時から午後8時まで、毎日タイムカードで仕事をし、残業は滅多にせず、連載開始以来、締め切りを守り続けている。徹夜続きとかのスタイルとは正反対。忘年会の場面でもウーロン茶を飲んでいた。下戸なんだろうか。過去のすべての原稿も、博物館並みにきちんと管理されている。新作のネームはファミリーレストランでドリンクバーを頼み、コーヒー9杯、9時間かけて19p作る。う~ん、これを33年間・・・・。
秋本さんは、痩せ型の大人しそうな人で、ちょっと「情熱大陸」向きとは思えない人柄、仕事ぶりなのだが、最後になって、取材にきていたTVスタッフの撤収場面で、逆に機器を撮影したり取材を始めたがはおかしかった。

もうずいぶん前、あるパーティで秋本さんを見かけ、僕は近づいて自己紹介して挨拶した。すでにマンガ評論をやっていたが、じつはサインが欲しかったのだ。うちの次男が当時まだ中学生だったか、『こち亀』の大ファンだったのだ。滅多にそんな形で人にサインをもらうことはないのだが、秋本さんは厭な顔もせずサインしてくれた。いい人だなーと思ったのを思い出した。多分覚えておられないだろうが、そのせつはありがとうございました。

Comment(6)

コメント

トロ~ロ

こち亀のコミックス初版第1刷を所有しているのですが、カバーはないし、お世辞にも保存状態良くない(悪い)し・・・・取り得といったら「山止」名義であるぐらいです。
えー。ごほん、ごほん。
「中春こまわりくん」お単行本はしみじみと面白かった。さまざまな比喩表現は流石。後半になるほど、乗ってきたのか饒舌に滑らかに頁が進むので、また描いて欲しいものです。

しまった…こち亀の秋本治さんの情熱大陸見るの忘れてた。orz 貴重な機会だったのに。
警察や警察官をテーマにしたマンガってどのくらいあるんですかね、赤塚不二夫先生の目の繋がった警察官に、がきデカ、こち亀に機動警察パトレイバーに逮捕しちゃうぞ…攻殻機動隊は違うのかな?まだレディスコミックスとか青年コミックスにもありましたねぇ。でもこち亀はその中でも一等品の1つのイメージがありますね。

まさお

細かいですが、コーヒーは9杯じゃなくて7杯ですね。

natsuko kida

You Tubeにのっていたので、消されるまえにと、すぐに見ました。海外在住者には助かります。面白かった!丁寧な仕事ぶりが、とても良くわかりました。「これから取材なので、あまりしゃべると疲れるので、、、」ときちんとコントロールされているのも、すごいです。

あぁ、やっと思い出した。警察がテーマの漫画と言ったら、望月三起也の『ワイルド7』シリーズも忘れてはならない所でした。(なんとなくシリーズチーム構成が偶然でも「攻殻機動隊」に似ているような気がするので影響が気になる。)
本来は時代劇で小説だけど、「鬼平犯科帳」とかも“警察的ドラマ”の1つに入るんでしょうか。一部の忍者ものとかも、警察ものに入って来るのかなぁ。よく知らないけど、「御用牙」とか。(みなもと太郎先生の『風雲児たち』で知りました。)

こういった警察的主題のドラマ・漫画の流れの中で、「こち亀」を捉えてみると面白い発見があるかも知れませんね。羽目はずす警察官とか、ズレちゃう警察官、真面目な警察官など…。
一番「こち亀」が凄いのは、これが大シリーズ・ギャグ漫画だと言う事ですが…。こんな所で一論張って済みません。orz

漫画というのをアートとして考えたときに秋本治はアートなんだろうか?と疑問に思うことがあります。
職人気質のギャグマンガ家。それも素晴らしくクオリティの高い。

初期はセンスで書いてたようなところがありましたが年を経るごとに知識人としての力を発揮して色んなカルチャーを一作一作漫画の中にぶっかけるようになりましたよね。

今はもう時々しか読まないですが昔は地図帳で群馬から「妙義荒船佐久高原国定公園」というところを探して「こちら妙義荒船佐久高原公園国定公園前派出所」という漫画を描いてました。

今考えたらあんなところに派出所が立つわけネー笑
小学三年生の頃のことでした。
いつか房の助さんの本気の「こち亀」論が読んでみたいところです。

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