夏目房之介の「で?」

映画『スーパーマン リターンズ』

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何を観て、何を観てないか、もはやよくわかんなくなってたので、一応観てみたら初見だった。
9日 日曜洋画劇場『スーパーマン リターンズ』ブライアン・シンガー監督 2006年
率直にいってややセンチメンタルすぎて冗長な気がした。でもま、劇場じゃなくてTVでだらだら観るには、これでもいいけど。
それにしても、クリプトナイトで人間並みになっちゃう姿を見せておいて、その塊があるはずの大陸を持ち上げて飛べるのはナゼ? 根性? あと、スーパーマンって太陽光をエネルギーにして復活するようなソーラー電池みたいな奴だったっけ?
それと、ルイスはスーパーマンの子を産んでいて、でも「とってもイイ人」のリチャードと事実婚で、それでもルイスとスーパーマンは相思相愛で「いつもそばにいる」ワケで、・・・・リチャードって・・・・どうなんの?
ま、いいけどねー(笑

観ていて、ふと思い出した。
TVの白黒番組『スーパーマン』で、冒頭のタイトル場面とかをのぞくと、いちばん記憶に残っている場面の一つが、クリプトナイト装備の部屋に入れられて苦悶するスーパーマンの姿だった。そういう「弱くなったヒーロー」への感情移入って『アトム』が胸のフタを開けてるとこを電子銃で撃たれてデクの棒になってガシャンて倒れる場面とかへの、心臓わし掴みされるような感覚と相通じるもんなんだよね。時代劇で殺される若侍とか、さらに捕らわれの姫君とか、そういう系統の感情がけっこう強かった気がするなー。

Comment(2)

コメント

GF

ルイスではなくロイスです。Rois Lane。
問題の同棲相手はスーパーマンとクラーク・ケントを足して二で割った人物という設定だそうです。
自分を置いてどこにも去っていかないスーパーマンを渇望しているロイスにはぴったりですね。
リーブ主演の旧シリーズ二作目で「あなたは結局救急医なのよ。どんな夜中でも呼ばれれば飛んでいくし、私はおいてきぼり」という台詞(おぼろげ)がありました。あれにひっかけているんだと思います。
あの映画は映画館で観ました。どうしてロイスが「世界はもはやスーパーマンを必要としない」と主張したのか、そこの理屈が分からないのが致命傷。
いえ911の傷は分かるけど、しょせん私もあの国では外国人だから傷の深さが体感できないのです。
『男たちのYAMATO』で日の丸(と旭日旗)があまり強調されなかったように、『スーパーマン・リターンズ』でも空飛ぶ星条旗・スーパーマンの胸のSが小さめで、しかも青のコスチュームもなんとなく油で汚れた感じの色だったのが悲しい。
しかも力尽きたスーパーマンが病院に担ぎ込まれてあの服をひっぺがされてすっぽんぽんでベッドに横たわる…
アトムといえば、ロボットはどの国でも機密技術だから勝手に国外に行ってはいけないという法がある世界でした。アトムは空飛ぶ(ミニ)日の丸だった…のかな。

GF

訂正。RoisではなくLoisでした、頭文字がLL。

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