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夏目房之介の「で?」

講演「文化比較の罠」

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午前中から仕事をし、連載仕事を一つあげて、さらに次の連載モノにかかり、資料の一つが大学の研究室にあることに気づく。で、早めに仕事場を出て、学習院へ。

4時半。ヒジヤ・キルシュネライト教授(ベルリン自由大学 日本学)による日本語の講演「文化比較の罠」を聞きにいく。「なぜ、日本では日本文化をユニークと考えるのか」と問いかけ「日本文化受容に伴うエキゾティズムを批判した著書」を書いているとのチラシを見て、これは聞きたいと思ったのだ。じっさい、講演内容そのものは、僕がマンガの世界化現象に出会って考えたことそのままだったのだが、なかなか興味深い具体例もあって面白かった。全体としては残念ながらプラスするものというよりは、僕と同じ意見を聞いたに留まったのだけど・・・・というより、次の予定のために、講演終了直後に部屋を出ないといけなかったのだった。そのあとの議論を聞けなかったのが心残り。

そのあと、急いで江古田斎場に移動。内田勝さんのお通夜に出席。村上知彦氏、ちばてつやさん、永井豪さんらと挨拶。7時頃、こんどは本郷三丁目に移動して、八卦掌の練習。

やれやれ、忙しい一日だった。明日はゼミの日だ。

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