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夏目房之介の「で?」

福岡にきとります

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福岡の国立博物館は、まだ3年たってないんだそうですが、なかなかの威容で、中は広々と解放感があって、人が少なかったせいもあり、非常にゆったりしたいい展示でした。
明日の講演のための機器のチェックなどをし、今回の展示を中心的に担われた芸員の方に説明を受けつつ、展示を一通り見ました。やっぱり好きだから楽しい。展示の工夫もよくできていて、とくに手回しの絵巻レプリカは非常にイイと思ったなー。これでこそ、絵巻の「読み」の面白さが体験できるってもんです。ミュージアムっていう制度への挑戦ですね。

・・・・というような話から、美術史と美学の関係とか、色々な話を伺いつつホテルへ。さらに学芸員の方々や西日本新聞社の方々と会食。絵巻、美術史、マンガと縦横な話題で楽しく過ごしました。さて、しかし明日は講演本番なので、準備をして寝なければ。やっぱり疲れたし。

学芸員や新聞社の方でも、やっぱりマンガ好きはマンガ話で盛り上がるなー。
学芸員の一人の方が、小学生高学年の頃に読んだという’80年の「アウト」(僕のパロディマンガが載ってる)を持ってきていて、サインしました。う~ん、28年前かぁ~。

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