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夏目房之介の「で?」

馬貴派の易筋体操

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昨日15日の自主練習で、八戒さんが朝日新聞岡山版の記事をコピーしてきてくれた。
馬貴派八卦掌の李先生が岡山の講習会でやった易筋体操(筋を鍛える)を紹介したものだ。

「お茶の間エクササイズ 中国武術で気、膜、筋を鍛える①~③」三浦孝仁(岡山大教授)
①9月29日付 「仏陀賢干(ぶつだけんひん)」ガニマタ(中国武術でいう馬歩)で両手を挙げ、左右に広げて下げる「ヘ~ンシン!」みたいなポーズ。
②10月13日付 「補天蓋地」同じく馬歩で両腕を左右に広げ、拳固を作って前で合わせる。筋トレの機械で、よくあるポーズ。
③11月3日付 「馬歩貯腰(まほちょよう)」翻身掌で腕を下におさえるようなポースで、馬歩のまま前から背後に両腕をおさえて捻る。

①~②は李先生から習ったことがある。一見、まったくどうってことない動きだし、多分馬貴派の練習してない人にとっては、馬歩の姿勢以外は、何十回やってもいいような動きだと思う。が、これを筋を使って伸ばす、という体内感覚(これ自体が、何となくわかるにの僕は3年かかった)で行うと、アナタ、しんどいの何の! 自然呼吸でゆっくりやれなんて書いてあるけど、とんでもない。もうほとんど悲鳴と唸りしか出てこない。初期の走圏のときみたいだ。
「う”~~~ぐぐぐふぅ~~~」
「ひぃ~~~どははっ」
まるで『北斗の拳』でやられる奴である。一回やったら、もうヒザが崩れるほど大変(事実、イワトは「三回やります」って自分で言い出したクセに、一回で脱落した)。それでも、いわゆる筋力を使ってやってるわけじゃないのだ。やってみたけど、筋肉に力を入れて(正確には屈筋系の力)やったら、さほど辛くない。筋を意識したとたんに、まるで別物の運動になるのだ。不思議。
李先生は、これを各5回なんていうけど、我々は現状3回がいいとこだ。できれば一回でやめたいくらい。おまけに一回の動作に10秒とか15秒とかかけるのだが、やめでげれ~って叫んでしまうよ。
が、たしかにこれは背中(僕の場合は肩甲骨のあたりから少し下、八戒氏は腰腹部の背面といってた)に効く。よくわからないまま③の馬歩貯腰も試みてみたが、捻って後ろを向いたら、横腹がつりそうに痛かった。これは習うまで、やめとこ。何しろ、こないだ(多分、この易筋体操のおかげで)括約筋がつったばかりだからね。

ちなみに、朝日の記事には各三枚ずつ写真が載っていて、多分岡山大の学生さんか、講習会に参加された女性が写っている。八戒氏と二人で、やっぱり女性の仲間もほしいよねーという、いつもの話になった。とりあえず来年1~2月に来日する李先生の講習会に女性を誘ってみよう。冷えに効いてお肌ぴかぴか、ってとこがポイントかなー(^^;

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