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夏目房之介の「で?」

8日土曜は漫画史研究会10周年

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なぁんと、アノ漫画史研究会が10周年を迎え、新宿で記念パーティがあったのだった。なぁんと何と、会場には久々に山本順也さんが点滴をして来られ、最後までおられた。丸山昭さんと「元気そうでよかった」と話したり。元少年画報社の添田さんには「夏目さんにご紹介いただいて、この会に参加してから人生が変わりました。ありがとうございます」なんて感謝されたり。わざわざ九州から宮本大人氏も参加。内記さんの三本締めでメデタく閉会。
その後、会場のカラオケに移動。帰ろうとしたら金沢韻さんに「夏目さんの歌がぜひ聞きたい」といわれ、ボックスに入った(金沢さんはタバコが苦手なので、結局こなかったけど)。でも、案じた通りのアニソン祭で、こうなるとノリきれないあたしは、テキトーに歌って、中途で帰ってきました。ホント、カラオケは俺さまの趣味なんだからさ、頼むよ。

漫画史研究会(宮本、瓜生氏らが学生時代からやっていたのはマンガ史研究会 ※宮本氏のコメント参照 で、この会とは元は別モンだったみたい)は、記録によると97年2月7日に早稲田大学演劇博物館で細萱、秋田、ヤマダ、宮本、浅川などで始まった。一方、宮本君らの研究誌を送ってもらって返事を書いてのち、同じく97年2~3月に中野のもみじ山文化センターで連続講義「マンガ解剖学」をやっていた僕は、聴講にきてくれた宮本君と会い、その流れで会に参加したような気がする。
その後10年、すでにしてこの会は多くの人材を輩出し、ここ数年だけでも、津堅氏、伊藤剛氏、秋田氏、永山氏、小田切氏などなど、新たな水準を作る単行本を出している人が続いた。あと10~20年後にはおそらく「マンガ研究のトキワ荘」という伝説を生んでいるかもしれない。ともあれ、こういう出入り自由な開いた自浄作用をもった集団がきちんと機能しているというのは、まことに欣快に耐えないのだった。何の得もないのに縁の下のヴァイオリン弾きをやってくれている秋田孝宏氏に感謝!!(ちょっと酔ってます)

ミクシでゼフさんがエントリしてますね。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=555544510&owner_id=79353

追伸

竹熊さんと、よく考えてみたら倒れられて以来初めて話した。元気そうで、よかった。
つくば大の笹本さんとも、久しぶりだったなー。
鵜野君のカラオケはさらにうまくなってしまって僕としては不満である。
秋田さんは途中で野球のユニフォームになったので、てっきりコスプレかと思ったら、自分の野球チームのユニフォームだとか。
金田淳子さんのコスプレはジョジョだったらしいけど、わからんかった。すまん。
森川氏の存在感は、パーティでもカラオケでも変わらないのがすごい。
つい先日会った野田謙介氏もきてた。
サトウさんはメイド長やってくれなかったんで、残念だった。
あと、NTT出版の植草、伊藤氏、小学館クリエイティブの上野さん、BD研の原さん、川原さん、斉藤君、えーと・・・・まぁそのうち秋田さんがMLに参加者のせてくれるだろう、多分。あ、そういえばみなもと太郎先生がこられてなかったな。

写真、ほしい。誰か撮ってる人、送って。

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