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夏目房之介の「で?」

『エヴァ』劇場版を観る

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クレイジーキャッツの映画『大冒険』が観たかったんである。昔、観たときは好きな映画だったし。
なので、土曜の夕方、五反田のツタヤに自転車飛ばして探したのだが、ない。以前は古い日本映画も相当充実してたと思ったのに、ほとんどTVドラマになっていて、棚が見当たらんのだ。やっと見つけたら、申し訳程度の棚に縮小されていた。
クレイジー映画は『無責任』シリーズなど、一応一揃いあったが『大冒険』は借りられていた。つか、残ってるのが少ないところを見ると植木等追悼人気なのだろう。
しかたないので帰ろうと思ったが、せっかく来たのであちこち回り、さんざん迷ったあげく『クレイジーDX』という、大瀧永一監修だかの総集編を借り、

しかしこれがものすげーつまらないと口直ししたくなるな、と思い、もう一本探した。が、案外気分に合うものが見当たらず、結局『Xマン ファイナル・デシジョン』にした。結論からいうと、前者は観なくてもよかった。後者は・・・・んー、何だかなぁ、これでイイのか? という後味であった。
それで日曜、借りたDVDを返しにいって、ひょっとしたらと思って、またクレイジーの棚を見たら、さらに本数が減っている。しょうがないので、色々と物色したあげく、なぜか『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生』(ウィキペディアによると「完結編第1弾。TVシリーズ(第壱話~第弐拾四話)の再構成である『DEATH』と第弐拾五話のリメイク(実態は完全新作)の前半部分『REBIRTH』の2部構成で1997年3月15日に公開」らしい)を借りた。TVシリーズは再放送の録画と、レンタルでほぼ全編観たが(僕としてはTVシリーズのアニメ全部観るなんて非常に珍しいのである)、劇場版は未見だったのだ。
で、録画してあった『ウチくる』の飯島愛引退番組なんかを観て(けっこうよかったね、マジで泣いてて)、そのあと『エヴァ』を観た。
やっぱり映像演出としては、凄い。それだけでも観る快感があって観てしまう。ただ、相変わらずシンジという主人公には心底イライラしてしまうけども。この映像と音の快感って、やっぱり凄いなぁ。
んで、ん~、どうなんだろうなぁ、面白いのは間違いないけど、ものすげー幼い気もするし・・・・とかぼんやり考えつつ、食事しながらこんどは『ジャンク・スポーツ』のアスリートの奥様特集を観ていた。『さんまのカラクリ』やってなくて、嫌いな司会者の特番になってたから。
だけど、どうも気になって、ついに8時半頃、再びツタヤに自転車飛ばして、今度は『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に』というのを借りて、さらに観た。ま、ちょっと外に出たかったのもあるが。ん~~~、やっぱ、よくわからん・・・・というか、いつまでも終えるつもりのない映画なのかね、とか思いつつため息ついてビデオ(なぜかビデオしかなかった)を止めると、『男たちの大和 YAMATO』が出航するところだった。何だ何だ、こりゃあ何かの冗談か謎かけかい? って、ンなわけはないわな。
なんて思いつつ、結局、この土日は映画とかTVを観続けて終わったのだった。

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