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夏目房之介の「で?」

京都国際マンガミュージアム情報

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手塚ファンクラブののりみ通信さんが、京都国際マンガミュージアムのかなり詳しい報告をしてくれて、トラバってくれました。ありがとうございます。写真見るとわかりますが、昭和2年築の、なかなかアールデコな建築で、いいです。でも、マンガ読むための椅子は「人が滞留するから」とかで、ほとんど置いてないので、多分、みんなお尻が冷えます。女性は座布団持参がいいんじゃないかな。あと、多分外出も可能だと思うので、食事に出るのも可じゃないかなー。
マンガのデータベースを個人でコツコツと築いてこられた秋田孝宏さん(『コマからフィルムへ』の著者)、精華大学でマンガ研究をしている吉村和真さん(比叡山のマンガ研究所、日本マンガ学会の中心的な人物)、関西大学でマンガや少女誌、戦前のマンガ誌を研究している増田のぞみさん(学会の少女マンガ部会を設立した)などがスタッフになっていて、みんな知り合いなので、ホントにうまくいってほしいですね。
開架式で見られるのは店を閉めた貸本屋さんの蔵書で、読んでもらえるようにしてほしいとの要望だったとか。また清水勲さん、内記稔夫さんの貴重な蔵書も入っており、それ自体研究にふさわしい環境かも。海外の研究者、関係者が立ち寄って情報交換のできる場になるといいな。

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