林家三平と買った本のこと
今TVで『林家三平物語』観てますが、う~ん・・・・今ひとつですかね。まぁ、タイヘンなんすからね、色々と。しかし、僕は三平師匠、嫌いじゃないです。
っていうか、子どもの頃は好きだったと思いますね。だから大人の落語ファンやうるさがたには嫌われたのかもしれないけど、こっちゃ子どもですからね。結局、そういう三平さんの存在が、大人の落語への橋渡しにもなったんだと思うけど。あと、
子どもにもわかりやすい師匠は先代(三代目)三遊亭金馬。「居酒屋」好きだったし、「薮入り」は今聞いても(つうか、子ども持った今だから)泣く。
中学で談志師匠の『現代落語論』(三一新書)を読んで再入門し、文楽、志ん生の「凄さ」を知ってからも、三平さんを軽侮する気持ちはあまり記憶にないなぁ。そんな「人に嫌われない」とこが、彼の芸だったのかもしれないですね。
落語好きですからね。三平さんが亡くなる直前に、銀座だかのラーメン屋だったかで、たまたま隣にいたことがあるんですね。凄くやせちゃって、でも店の人に何か聞かれて、「おかげさまで」と気丈に答えてました。おまけに、そのあとトイレでも偶然隣になっちゃって。何となく印象に残ります。
談志さんに手塚賞パーティでお会いしたときも、小三治さんにお会いできたときも、ホントに嬉しかったなぁ。そういうときは、もうただのミーハーです。
だから、偉い人の子孫対談みたいなので、当時のこぶ平さん(現・林家正蔵)をたってお願いしたんですけどね。正蔵師匠は「三平と漱石じゃ違いすぎますよぉ」いってましたが、僕の中じゃ、けっこう凄い人なのですね。
あららら、いけません・・・・TVに・・・・新宿末広で見た正蔵師匠の「子別れ」(だっけ?)の一部が流れたら涙が・・・・(笑)。
ここんとこストレスたまってるみたいで、ちょっと書店にいくと本買っちゃうですよ。
もちろん、買わないといけない本もあるわけですが、一体、いつになったらこれらの本を読めるんでしょうか。まぁ、マンガは読めるだろうけども。
MOOK「COMIC FAUST」講談社
何か、トンガった感じの表紙です。「初の原作つきマンガに挑む」高河ゆんとか、CLAMP原作で西尾維新とか・・・・。で、1300円。
モーニング増刊「モーニング2」
オノ・ナツメの表紙! オノ・ナツメ、山下和美のほか、やまだないとがトキワ荘ものを描いてるらしい。
「STUDIO VOICE」9月号 「現在進行形コミック・ガイド! コミックを読む方法2006-2007」
コミックねぇ・・・・そういいたくなるセンスって・・・・僕からするとダサいっすが、まぁいいか。いきなり、よしながふみ『大奥』で伊藤剛氏がよしながさんにインタビューしてますなぁ。あと『もやしもん』『団地ともお』『きょうの猫村さん』『よつばと』などのタイトルが・・・・。
堀淵清治『萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』(日経BP)
小学館の米国進出子会社VIZを立ち上げた人らしい。これは、買わざるをえない。
中村伊知哉、小野打恵編著『日本のポップパワー 世界を変えるコンテンツの実像』(日本経済新聞社)
どうなでしょうねー。資料本として買いましたが・・・・。一応、数量データがいくつかあったのと、中国、フランス、米国についての節があったので・・・・。
辻惟雄『奇想の図譜 からくり・若冲・かざり』ちくま学芸文庫
図版が多く、それらを見ただけでこりゃ面白そうなわけです。しょうがない、こういうの見つけちゃ。