失敗しないウェブアプリケーション開発の処方箋

【速報!モバゲーオープンプラットフォームForum2010】戦略のまとめ。モバゲーは世界の競合を駆逐できるか

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※6月4日16:41追記:図の誤りを修正
 誤)Openfainto(MiniNation)
  正)Openfeint+Minination
※6月4日18:00頃~:いくつかの誤字を修正

モバゲーオープンプラットフォームForum2010に参加しています。

途中なのですが、PCの電源が切れそうなので一旦外に出てきました。
現在までの内容をまとめます。

◆テーマ
・Xdevice+Xborder(クロスデバイス+クロスボーダー)
マルチプラットフォームで世界を狙っていく。
プラットフォームと地域に戦略をプロットすると以下のようになる。

Open_social_platform


◆提携理由の要旨
世界のソーシャルゲーム市場は2013年までに4000億円。1000億円は2010年に超えると言われている。巨大な市場であるが、日本国内のPCゲーム市場は十分に開拓されているとは言えない。参入の余地があると判断した。(Yahoo)
今のペースでは3年後には家庭用ゲーム機とソーシャルゲームの市場規模が拮抗すると思われる。また、コミュニティ(ソーシャルグラフ)をどうやって作っていくかという課題があった。ゼロベースでコミュニティを立ち上げるのに比べてYahooと組むことでスピードアップをはかることができる。
(DeNA)。
⇒Yahooにとってはソーシャルゲームという成長市場への参画、DeNAにとってはPCというプラットフォームの足がかりとなり、相互にメリットが大きいと判断した。

◆YahooJapanとYahoo!ゲームのポテンシャル

  • YahooJapan
    • 1カ月5211万人、ネット視聴率83%(ネットレイティングス調べ)
    • 利用者の80%がYahoo!ウォレットに登録
      ⇒Facebookクレジットに対抗できる
    • 760万IDがYahoo!プレミアム会員
      1日のコマース購入(オークション、ショッピング」)25億円/日
      毎月約7100万人が来店
      ⇒PCのARPUはもっとあがっていい
  • Yahoo!ゲーム
    • 約600万人/月
    • 主婦が半分、半分が30代~40代
      ⇒客単価高い
      ⇒DeNAとの提携によりPCのNo1ソーシャルゲームプラットフォームを目指す

◆プロモーション戦略
相当大規模なプロモーションが予定されているようです。
両社の意気込みが伝わってきます。

  • Yahooトップページに友達のアクティビティを流す
    ⇒ゲームの購買情報(アイテム買ったよー、とか)、攻略状況その他
  • Yahooのゲームポータル(日本国内No1)
    ⇒トップページ大バナー、新着、Yahooゲーム編集部のセレクト
  • マージャンやオセロといった定番無料ゲームから送客
    ⇒Yahooメールから、友達のゲームアクティビティをフィードしていく。
  • Yahooメッセンジャー(83万DL/月)
  • 2400万ID/月のログインユーザーに友達紹介プログラムを実施していく。
  • 初期集客のための大規模プロモーション展開
    ⇒Yahooジャパンのトップページが最強パワープッシュをかける。
    トップリンク、ブランドパネル、スポットライト全て。 
  • 2社共同のTVCF展開
    ⇒メディアミックスによる短期間での認知向上
    ⇒初期プロモーション投資で10億円
 

◆各種サポート
以下の3観点からCP(サードパーティ)を支援していく。
導入サポート、マネタイズサポート、運用サポート。

①マネタイズサポート

  • Yahoo!モバゲーでもサードパーティの課金取り分は変わらない
    ⇒パートナー7割、プラットフォーマー3割(DeNAとYahoo!で折半)
  • Yahooウォレットが使えるようになる
    ⇒PCでの課金に対する生活者の心理的ハードルを下げられる
  • 広告
    ⇒CPC+CPAで展開
    ⇒CPMは導入検討
    ⇒パートナー7割(モバイルと同条件を目指す)
    ⇒外部リンクは禁止(?)

②インフラのサポート

  • DeNA+Yahoo+IDCフロンティアが専用サービスを提供
    ⇒Yahooモバゲー専用パッケージ
     初期費用0円、月額15,750円(税込)~
  • API利用回数を少なくし、負荷を抑えるサービスも提供していく。

③導入サポート

  • 認証はモバゲーのID(端末固有識別子)とYahooIDを紐付ける
  • OpenSocialプラットフォーム
    ⇒Mixiで展開しているPCゲームは大きな変更なしで展開できる。
     ☆JavaScriptAPIが提供される。
    ⇒アバターなどモバゲー拡張機能も同等のものをPC向けに提供する。
    ⇒TextDataAPIを利用すればDeNAが投稿内容を審査する。
  • チャットなどリアルタイム制が重要なものは、モバゲーとCPで二重持ちし、問題のあるデータは事後に削除できるようにする。
  • ゲームのブラッシュアップに必要な、ユーザーの離脱率など各種指標を提供していく。
  • PHPをはじめとした各種言語向けライブラリを提供していく。

○DeNAからサードパーティーへ

  • ソーシャルゲームを提供できるプラットフォームはいくつかあるが、モバゲーを選んで後悔はさせない。日本初、世界のメジャーIT企業を一緒に目指して欲しい。
  • 携帯向けゲームをPCにも対応して欲しい。
  • Facebookなど、他のPCプラットフォーム向けのアプリを7月までに提供して欲しい。

◆スケジュール

  1. 6月14日API仕様等順次公開
  2. 6月28日パートナー登録開始
  3. 7月22日に開発用サンドボックス解放
  4. 9月21日Yahoo!モバゲーβリリース(トラフィックに制限有)
 

◆感想
このフォーラムに参加して肌で感じるのは、プラットフォーマーとして、サードパーティの支援にかけるDeNAの強い思いと参加する企業の高い意欲です。個人ではなく、会社レベルでここまでのカリスマを発揮している企業が今国内にどれくらいあるでしょうか(私は外にでないのでよく知らないんですがw)。

何せ今後が楽しみですね。

Comment(4)

コメント

matsutsune

DeNAからサードパーティーへ

モバゲーを選んで公開はさせない。
後悔の間違い?

岡村直人

>matsutsuneさん
ご指摘の通りです!
「公開」ではなく「後悔」が正しいです。
修正させていただきました。

oukayuka

細かいですが誤植

×初期い費用 ○初期費用

岡村直人

>oukayukaさん
ご指摘ありがとうございますー。
修正しました。

ついでに「Openfeint」のスペルミスも直しました。

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