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仮面と嫉妬の深い関係 「広報会議3月号」にポルシェ・ジャパン七五三木敏幸社長「プレゼン力診断」記事掲載

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月刊『広報会議3月号』に、「プレゼン力診断」を掲載いただきました。
 「プレゼン力診断」は、経営者やPRパーソンのプレゼン力を、声、表情、身振り、ファッションなどから診断するコーナーです。

3月号は、ポルシェ・ジャパン七五三木敏幸社長です。
2016年12月20日 新型パナメーラの発表会は、恵比寿ガーデンプレイスの中にある、ミシュラン三つ星を10年間獲得し続けているフレンチ、「ジョエル・ロブション」で行われました。

新型パナメーラが会場に乗り付けたと思うと、運転席からタキシードに仮面を被った紳士が降り立ちます。その紳士が仮面をとると、それは七五三木社長。なんとも華やかな登場シーンでした。

今回のテーマは「"911が嫉妬する"4ドアセダン新型パナメーラ」。
会見中も「嫉妬」が繰り返されていました。そしてもう一つ「なぜ仮面なのか?」と考えたとき、この「嫉妬」という言葉と深い関係があることに気がつきました。

名作は、嫉妬が生みだし、そこには、仮面があるのです。
映画「アマデウス」では、ライバルである天才モーツァルトへの嫉妬に狂った作曲家サリエリが、「レクイエム」の作曲依頼のために、仮面で身分を隠してモーツァルトの家を訪れます。
また、ヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」でも、妻に恋した総督に嫉妬した末、仮面舞踏会の場で暗殺しようとする夫の姿が描かれるのです。

「仮面」は、愛や憧れの裏返しでもある「嫉妬」を隠す象徴なのだということ。
「嫉妬」というキーワードを「仮面」と共に演出することで、「ポルシェ新型パナメーラは天才的な名作である」ことを象徴的に表現されていたように感じました。

「嫉妬」と「仮面」の関係について説明はありませんでしたが、あらためて深く細部まで入念にシナリオを考え抜いていることをうかがわせる、「さすがポルシェ」というべき高尚な発表会だったと思います。

七五三木社長も、フレンチレストラン、ジョエル・ロブションのお城を「シャトー・パナメーラ」に見立て、シャトーの城主を演じながらのプレゼンでした。美しい台詞を完璧にこなし、見事なお話しぶりでした。


更に詳しくは、月刊『広報会議3月号』に記事が掲載されています。よろしければご覧ください。




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