親戚の集まりで奥さんのオフレコを話せば口をきいてもらえなくなる 【会見ではルールを決めよう】
知人の男性が親戚の集まりで、「家ではいつもこうなんですよ〜!」と奥さんが家でしていることを、面白おかしく話してしまって、帰ってきて、奥さんに口を効いてもらえなくなったそうです。
その後反省し、出かける前に発言の可能性をシュミレーションし、言っていいことと良くないことを合意するようにしたと言います。
そうすると、今までのように余計なことを話さなくなり、家庭が平和になったのだそうです。
人は、他人に対して「これはまさか話さないだろう」「このくらいは分かっているだろう」と思って信じているところがあります。
しかし、長年一緒にいる夫婦であっても、なかなか相手の地雷は分からないものです。
他人を信用しすぎているのです。
何事も、ルールを決めて徹底することです。
プレゼンテーションのトレーニングをしていて感じるのですが、企業でも、トップが気持ちよくなってしまって、あまり言ってほしくないことまで話してしまう例が多いと聞きます。
サービス精神が旺盛ということはトップにとって大事な資質です。
気持ちは良く分かります。
ただし、会社の場合は、開示して取引先のお客様に迷惑をかけることに対して責任があります。
自分に得になることは言いたくなる気持ちも分かります。
開示して良いといわれればもちろん良いのです。でも、私の知っている限り、自分の得になると思えば、だめでも以外に話してしまう方も多いのも事実です。
ちなみにある大手IT企業はだめで、調達先の情報を一切出しません。褒めて紹介してもだめです。
営業さんが出入り禁止になるリスクもあります。
特に公式の場ではオフレコがないので、トップが話すと記事になる可能性さえあります。
『このくらいのことは自分で判断して言わないだろう』と思っているのは、他人に期待しすぎです。
事前に「どこまで良いのか、どこまでがだめなのか」ルールを決めて徹底しておくことが必要です。