オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

ITmediaエグゼクティブでワークショップを行いながら「『リーダーは低い声で話せ』信頼感、交渉力、説得力を高めるビジネス・ボイストレーニング」講演を行いました

»

昨日2月4日(火)ITmediaエグゼクティブにて、本「DVD付 リーダーは低い声で話せ」に基づき、個別レッスンとワークショップを行いながら「『リーダーは低い声で話せ』信頼感、交渉力、説得力を高めるビジネス・ボイストレーニング」という内容で講演を行って参りました。

こちらは有り難いことに募集即日満席になってしまいましたので、20日の講演も企画しております。
ITmediaエグゼクティブ様、またお申し込みくださいました皆様、心より感謝申し上げます。

この日は、トレーニングしていないと目立つ欠点や、ボイストレーニングを受けた声とそうでない声は人に与える影響はどう違うのか、そして声の基本となる横隔膜の説明をし、その後たっぷりとワークショップを行いました。

20140205_p2040681

 

ワークショップでは、一回のトレーニングで皆さんの声に変化が見られ、理解力の早さ、情熱、集中力が素晴らしかったです。さすがITmediaエグゼクティブの会員の皆さんですね。

講演後のご感想もただきましたのでご紹介いたします。

とても参考になりました。自分の声が変わったのに驚きました。(50代 男性 エンジニア)
実際に声を出し、他人のような声に驚かされました。ありがとうございました(40代 男性)
簡単で効果的な発声のトレーニングが覚えられました(50代 男性 エンジニア)
プレゼンの多い部署なので、部内に広めようと思いました(50代 男性 マーケティング・企画)
貴重なトレーニング有り難うございました(40代 男性 マーケティング・企画)
全く新しい知識を得ました。(60代 男性 企画)

今回は、ワークショップにて、数人の方々に個別レッスンを行わせていただきました。
私が少しお手伝いするだけで、皆さん、その場で声が響き始め、「まるで自分の声ではないみたいだ」と驚かれておられました。
横隔膜を使って目覚めさせることで、本来持っている良い声が出るようになるのです。
私自身も、皆さんの可能性の素晴らしさに改めて感動を覚えております。




質疑応答では、盛んに質問をいただきました。

その中で、口を開けて息を吸うことについて、良いご質問をいただきました。時間もあまりなかったことから簡単に説明いたしましたが、本当は細かい理由があります。あらためてこのブログにて回答したいと思います。

呼吸は口から吸って口からはいてください。
理由は3つあります。

1、素早くたくさんの息がはいります

2、しゃべる前に口をあけると、口の中の空間を準備しやすくなります。

鼻から息を吸っていただくとわかりますが、鼻から息をすっているときというのは、舌の奥が喉の上に上がり口の中が狭くなります。口の中をいかに広く、そして、いかに素早く空間をとるかということが、良い声を出すコツです。
もちろん、「鼻から息を吸ったあと舌を下げて空間をとれば良いのでは?」と思いがちですが、鼻で息をすって、そのあと良い声を出すために口の中の空間をとろうと舌を下げるのに、時間のロスが生じます。発音している間というのは、ゆっくりしゃべっていたとしても、かなり一瞬です。また、よほど訓練していないと、一度あがった舌は瞬時にしっかりと下がりきるものではありません。
練習を積んで【口の中】が開くようになると、鼻から息を吸っても声は響くようになりますが、口を開けたときほどではなくなります。

3、喉頭を下げる

カラオケで叫んでいるとき、声が疲れてきたとき、大抵は【喉頭】が上がりすぎている状態になっています。【喉頭】とはのど仏のことです。喉頭の上下は声の音色に影響します。
【喉頭】を下げるにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、【あくびをしたり、水を飲んだりするとき】です。
口から息をすうことで、口をあけたとき、あくびのときのように喉頭が良いポジションにきて準備できます。そのまま発声すると良い声になるというわけです。

ボイストレーニングをしてもなかなか良い声にならない、という方は、舌が上がって口の中が狭くなり、口の開いてないことと、喉頭が上がりすぎていることが問題であることがおおいのです。

またボイストレーニングもスポーツのトレーニングと同じで、トレーニングです。
トレーニング中は口の乾きがきやすいので、マメにお水の補給をしてください。疲れて上がっていた喉頭も下がりますし一石二鳥です。

次回は20日に開催いたします。
*20日のほうもすでに満席で、多くのキャンセル待ちいただいております。

皆様、お申し込みいただきまして本当に有り難うございます。

Comment(0)