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話していて聴き手が眠そうにしている どうしたらいいの?

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2013年9月18日、C社様主催のオープンセミナーにて「ビジネス・ボイストレーニング」の講演を行って参りました。  

おかげさまで60名の方々にいらしていただき満席でご好評いただきました。 いらしてくださった皆様、有り難うございました。C社のT社長、企画から、会場のお手続きから、様々、大変感謝しております。  

この日は、リーダーだけに限らず、ビジネスパーソンにとって、仕事で必要な声とは何か、そしてその声を獲得するための簡単なトレーニングをご紹介いたしました。  

横隔膜を鍛えて、良い声を作るトレーニングをしても、それだけでは足りません。 良いコミュニケーションを行うために、相手に声をあわせることが必要です。そこまでして初めてトレーニングで得た声が生きてくるのですね。  

安心できる声の響きを作るためのトレーニング方法、深く響く声を作るための日常で使えるトレーニング方法などをお伝えしました。 ボイストレーニングは大事ですが「さあ、トレーニングしましょうか」と時間をとることは一般的な方々にとってなかなか難しいことです。 それなら、日常の会話の中でも積極的に声を響かせる工夫をしていくことが少しでも声をよくしていくために必要なことではないかと思っています。

  このテーマで講演を行うと、いつも質問をたくさんいただきます。 そのため、質疑応答の時間を20分と長めにとらせていただきました。  

一つご紹介いたします。 「人前で話すとき、聴き手が飽きてしまっていることがある。そういうときの工夫について教えて欲しい」というご質問をいただきました。  

これについては、内容が良いのにお客さんが眠そうにしているのは、話しのリズム感が一定すぎることに一つの原因があります。 メトロノームをかけて聴いていると眠くなります。 それと同じことが話しの中でも起こるのです。 どんなに安定して間違えなく話していても、同じ調子で話しを進めてしまうと、心地よいリズムに眠くなってきてしまうのです。  

話すときに、立て続けにしゃべらずに、間をとることで飽きさせずに聴かせることができます。 最初は少し怖いかもしれませんが、思い切り黙ってみるのも一つの方法です。 頭が白くならないように気をつけて、話しているときと同じ感覚で黙ってみてください。 

お仕事の後にいらしてくださっていたのも関わらず、全員の方々が熱心に聴いてくださいました。 やはり、講演とはお客さんとの共同作品なのだなとあらためて思います。   有り難うございました。

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