美容院はなぜあんなに話しかけるのか
どちらかというと、人の話しを聴くのが性にあっています。
女の人はしゃべることが好きな人が多いとよく言われますが、私はあまり得意ではありません。だから、しゃべり好きの人と一緒だととても楽なのです。
美容院や、整体、マッサージなどに行くと、常に話しかけられることがあります。もちろん、希望や良くないところなどを聞かれるのは構わないのですが、プライベートなことまで根掘り葉掘り聴かれると、辟易することがあります。
終わるとドッと疲れてしまい、何のためのサービスを受けているのか分からなくなることがあります。
本当は、最初だけ話したら、ずっと黙っていてくれたらどんなに気持ちが楽かと思うことがあります。
この頃は「話しかけないで」オーラを体中から発するようにしています。大抵の方は理解してくださいますが、たまに「元気ですか?」「元気ないですね」と、かえって心配させてしまうこともあり、申し訳ないなあと思い、結構気を遣います。
でも、隣の女性客を見ると、やはりだいたいの方は、楽しそうに話しておられます。気を遣っているというのではなく、ご自分から積極的に話しかけているので、やはり女性は話好きなのだとよく感じます。
サービス側の方に、あるとき「なぜお客さんにそんなに質問したり会話をしたりするのですか」と聞いたことがあります。
会話はサービスの一環であること。
良いトークが出来ることも実力のうちだということなのです。
やはり女性は話し好きの人が多いのだとか。
それから、会話から得るお客さんの情報は貴重なのだそうです。
仕事やサービスの質向上のために、お客さんとの会話は、顔をみながらするアンケートのようなものです。
情報の宝庫というわけですね。
聞き出すことが、マーケティングにつながるのだそうです。
結構、目的が優先してしまって尋問になってしまうことがあると辛くなりますね。良い会話ができた後というのは、心の中を爽やかな風が吹くような気がします。