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なぜ村上春樹は早朝に本を書くのか

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作家の村上春樹さんは、夜は9時に寝て、早朝4時から執筆をするそうです。
 
これは、小澤征爾さんとの対談で話しておられたことで知りました。
小澤征爾さんも、大抵は早朝に勉強されるそうです。
 
早朝に起床するということは、夜のお付き合いが少なくなります。
これは、自分自身の経験からもいえることです。
朝早く起きていると、当然のことですが、夜遅くなる会などは、どんなに楽しくても、途中から気が遠くなり本当に辛くなります。
残念な点もありますが、それにも増してよいことがあるので、朝を優先しているのです。
 
村上さんがなぜ早朝に活動するか?
そのワケを書いた記事が「プレジデント」2013年7月29日号に掲載されていましたので、引用してご紹介します。
 

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
「長距離走を走る時のように、コントロールされた生活を送り、一定のペースで進めていかないと、長編小説は書けない」と当人は言う。「自分は生まれつき特別なものを持った人間ではない。小説を書いている間だけ、普通の人には見えない世界にアクセスしているがそれをするためには特別な手つづきがいる」
 
村上春樹は、ほかの文学者とほとんどつきあわないことを公言している。同業者とは違う時間に活動し、最低限のコンタクトしかとらない。そうした生き方をしていることと、彼が日本の文学者として空前の存在になれたこととは、無関係ではない。
 

     ・・・・・(以上引用)・・・・・

自由業の村上さんだから独自の生活ペースで生きることができる、組織所属していたり、人の関係で仕事をしなくてはならない人にとっては難しい生き方ではないかと一見思えます。
 
しかし、完璧にしないまでも、「普通の人々が特別な手つづきをする方法」が、村上さんの生活パターンにあるとしたら、少し取り入れる工夫をしてみるのも一つの手法だと思えます。

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