見えないものにこそ深い意味がある
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先週末、初めて富士を間近に見に行ってまいりました。
ただ、残念なことに初日の土曜日はちょうど爆弾低気圧の日になってしまいました。
途中で交通機関がストップしては困りますので、予定より早めに現地に到着しましたが、富士山がどこにあるのかないのか分からない状態でした。
何も知らなければ、富士山があるなどとは思いもしないほど姿を隠して何も見えないのです。
二日目の日曜午前は雨でしたが、午後から天気が回復。
するとどうでしょう。
何もないと思っていた場所に美しい富士山が現れたのです。
驚いたのは、あの巨大な山が気配さえも消して存在していたということです。
今見えている場所は、はるか遠くまで森が続いているのだろうと想像していました。
しかし富士は、私が気がつかないだけで静かに息づいていたのです。
人生もおなじではないだろうか。
立派な人ほど謙虚にふるまう。
下段者は上段者の存在に気がつかない。
素晴らしい方とは、静かに佇んでおられるだけで、立派にふるまおうとしていないので下段者にはその凄さが分からない。怖いことです。
見えるものばかりを追っている自分。
本当は見えないものにこそ深い意味がるのだということを考えています。
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