社長さんも仕事に行きたくないときがあるのですね
3月26日「日経ビジネスONLINE」に、「武蔵野」の社長、小山昇さんの記事『社長だって仕事に行きたくない』が掲載されていました。
小山さんは、社長になり、65歳になった今でも「仕事に行きたくない」のだそうです。だから、普通の社会人であれば「仕事が辛い、もういやだ」と思うのは当然だと言います。
小山さんは、仕事は基本的にしんどいものだということを受け入れているので毎日仕事に向かうことができる。そうではない人はたいてい受け入れていないのでネガティブな感情にとらわれる。
ではどうすれば良いか。
方法は二つあると言います。
1、同期や友人とうっぷんをはらす
自分より同僚のほうが厳しい状況で頑張っているのであれば居住まいを正す必要がある。不満の多くは視野狭窄にある。
2、自分へのご褒美を用意する
「給料が出たらディナーへ行こう」、「来年はチーフになろう」でも、なんでも良い。人間は目標がないと耐えられない生き物なのである。もし、目標が達成されなくても努力したことは自分の財産になる。
しかし、人生には本当に辛い現実も当然訪れます。そのときどう対処すればよいのか。
・・・・・(以下引用)・・・・・
私は断言しておきますが、これからあなたが社会人として成長していく過程においては、これまで出会ったつらいことなど目じゃないというほど不条理な目に遭います。お客様には無理難題を吹っかけられ、嫌な上司や先輩には無茶振りをされ、手柄は持っていかれ、逆に責任は押しつけられ…。それはもう踏んだり蹴ったりの、文字通りのサンドバッグ状態になることもあるでしょう。
私はそういう世の中が正しいとは必ずしも思いませんが、現実として確かにそういうことは起きる。そこで腐ってダメになるか、「これも成長のための試練だ」と自分を奮い立たせ、ファイティングポーズを保ち続けるのか。それによって、あなたの将来は大きく違ってきます。
・・・・・(以上引用)・・・・・
私が辛かったとき、こう励ましてくださった方がいました。
「おめでとう!辛いときが一番成長しているときですよ。」
その言葉が蘇ってきました。
そういう体験をしているからこそ、他人の気持ちが分かるようになる。
だから、辛いと思ったとき、しんどいとき、「有り難うございます」と言えるようになりたい。
今まさに良い成長をいただいている。そして、その成長はいつかどこかで振り返ったとき、「ああ、あのときの苦労は今このためにあったのだ」と思えるときが来ることを願っています。