問題解決能力が上がる方法
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コミー株式会社の小宮山栄さんにお会いしたのは、約7年前ほどでしたでしょうか?
コミーは社員さん16名ほどで、防犯や安全確認のためのミラーを作る会社です。現在、防犯ミラーの分野ではダントツのトップシェアを誇っています。
小宮山さんは、社員さんたちに「なぜ?」を繰り返し問います。
「なぜこの仕事をこのように進めるのか?」
一日何回でも問いかけることで、問題発見能力が高まるのだそうです。
小宮山さんは、何か問題が起こったときに「なぜを5回繰り返すように」とおっしゃっています。
「なぜ」を5回まで回すというのは、いざやってみるとなかなかできないことです。
自分自身の中で問いを繰り返すことに慣れていないので、途中で辛くなってしまうのです。
そうなると、脳は手っ取り早く問題を解決しようとして、「なぜ」2回目くらいで周囲のあらゆる「出来ない理由」を探し出します。
つまり逃げているのですね。
ただ、ダメな脳をなだめすかしながら、何度も繰り返していると、確かに思考体力があがって「問題発見能力が高まる」のではないかと感じています。
しかし問題というのは5回も問うと、どういうわけか大抵は自責になります。
自責は自分が成長しない限り解決できない。
問題は、自分を成長させてくれようとしているんだな、と思います。
そこで問題に執着しすぎて自分を責めても成長はありません。
自分が変わるために、どう行動するか。
それは同じ方向からばかり見ていてもよくありません。
同じことばかり繰り返していても解決しません。
視点を変えて、論点を的確に探し出すことが出来れば物事は解決すると考えます。
問題の起こったときこそ自責への解決のチャンス。
人生の成長のチャンスを与えていただいた。
そう考えます。
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