嫌いな人との関係を”上手くいく”ための「ミラクルの書」
「相手の良い面を”拝み出す”ということがありますよ。」とお教えいただいたことがあります。
このお話しなさったこの方だったら、きっとそういうことはあるだろう、と大いに納得できました。
人は本来様々な面を持っているのだと思います。
良い面もそうでない面も。
しかも、それは私というフィルターを通した面。
例えば、自分は「善い行いをした」と思っても、他者にとっては「地獄への道は善意で敷き詰められている」という結果になることもあります。
きっと、良い面とは「その方の持っている良き本質」ではないかと解釈しました。
それは、その人自身も気がついていないような、無意識に存在する「才能」のようなものではないかと思えます。
「良い」「悪い」を乗り越えて、相手の良き本質が出てくるのも、こちら次第だと言うのです。
日々の人間関係の中では、操作主義、利権、プライド、エゴなど・・・様々なものが渦巻きます。普通の人にはなかなか難しいことではないかと感じました。
私のような普通の人間がどうすればいいのか。
良き面を拝み出すどころか、人と上手くいかない、ということはよくあるものです。
また、人が集まれば、この人はちょっと苦手だなと思う人は必ずいます。
私の身近で、ご自分の美意識や価値観からか、周囲を引っ掻き回しているような人がいました。
しかし、そういう人をよく見ると、自分ととても似ているところがあることに気がつきます。他人を嫌いになるのは、もしかしたら、自分の嫌な面を見ているのかもしれません。
冒頭の言葉を思いだし、これはすべて自分次第なのではないかと感じました。
その方は自分の鏡。
その方との解決は、自分と解決することではないかと思いました。
これはある方にお教えいただいた方法なのですが、相手の年齢分だけ、「今までどんなことに有り難いと思ったか」を具体的に書いてプレゼントしてみました。
最初は、無理にひねり出しても数個くらいしか書けないだろうと思っていました。ところが、思い出してみればあるものです。ちゃんと年齢分書ききれました。
そして、書き終わったとき。
「ああ、この方にも善き面がある。愛念をもってくれていた。」
というすがすがしい気持ちになったのです。
有り難うと体を使って書くことで、癒されたのは自分の心でした。
電話が来て、感動したとおっしゃっていただけました。
私はひたすらくすぐったい気持ちがしました。
その後、いきなり大きく何かが変化したというわけでもないのですが、もし苦しみが100だとたら、80くらいに減ってきたような気がします。でも私にとっては大きな一歩です。
今まで見ていた景色が違って見えてくるということがあるのですね。
人に対して感謝することで、それは自分に返って来ていると感じました。
言葉が正しくないかもしれませんが、私は人と上手くいきたいと思っています。それは切なる願いです。
しかし、それは自分次第。
最終的に、人と上手くいくことは、自分と上手くいくことにつながるのだと感じています。