人生に「必ず」「絶対」などということはない しかし唯一の絶対を思う
2012年3月31日、今年も最後の日になりました。
年を越すということは、「11月が12月になる」ということとは全く違う感覚となります。
またこの一年、無事に過ごさせていただいた。
そういう感謝の念が湧き上がってくる日です。
子供の頃は、お参りに行ったり、おせち料理の準備をしたり、わざわざ大掃除をしたり「なぜこのようなことをするのだろう。面倒だな」と思っていましたが、人生経験をそれなりに積ませていただきますと、やっと最近ですが年を越させていただくということは有り難いことだと思うようになりました。
世の中で起こることというのは、「必ず」「絶対」ということはほとんどありません。
次の瞬間は白紙であり、未来派どうなるか分からないものだと思っています。
しかし、「死」だけは、必ず、確実にどんな人にも訪れる。
人は必ず死ぬのです。
自分だけはそんなことはない、平均寿命まではまだまだあるさ、と思っている場合がほとんどだと思いますが、明日は分かりません。
大地震が起こるかもしれない。
いや、今まさに乗っている電車が事故にあうかもしれない。
私と同年代でも、まったく思いがけないことで、すでになくなっておられる方もいます。
一方、この自分がまだお声がかからずにいて、人生を思い切り楽しむとが出来ていると思うだけで、身震いするような喜びがわきあがってきます。
きっと、まだ人生にやるべき意味があるのでしょう。
一年に一度くらいは、唯一絶対である死を考えることから人生の生きる意味を問い、感謝を想起しても良いのではないでしょうか。
こうやって無事に一年の最後までこさせていただいた。
それは、生かされているのだということだと感じます。
また素晴らしい2013年がやってくる。
有り難うございます。