「言語知から暗黙知へ」 株式会社テレコムスクエア 合唱チームビルディング
ビジネスの環境が厳しくなり、メンバーにより専門性が求められてきた結果、逆に企業のチーム力が落ちているといわれています。各メンバーは力は持っていても、チーム全体として力を発揮できていないのが現状と言われています。今こそ、チームメンバーが力を合わせることで、各メンバーが持っている力の2倍、3倍のパフォーマンスをチーム全体で出すことが求められています。
2012年10月3日、市ヶ谷にある株式会社テレコムスクエア様において、「合唱チームビルディング」を行って参りました。
合唱チームビルディングとは、合唱を行い、メンバー同士の理解を深め、組織のチーム力を強化していくという研修プログラム。さらには、自分の本当の声を知り、ハーモニーの豊かさを味わうことで各メンバーの人生をより豊かにしていきます。
これは合唱が初めてでも、歌が得意でなくても大丈夫です。短時間でアカペラ・コーラス世界を味わうことができるのです。
テレコムスクエア様では、昨年も新入社員研修の一環で、この合唱チームビルディングを行っています。
今年は、どんな響きになるのか大変楽しみにうかがいました。
作品は「大きな古時計」を選びました。
これは平井堅さんが歌って随分とポピュラーになりましたね。
男声と女声の混声で、パートごとの練習をしてから、全体であわせて、レコーディングを行います。
皆さん、ほとんどの方は合唱が久しぶりだったり初めてなのにも関わらず、歌っているうちにうち解けて、笑顔があふれる練習になりました。
そして、音がハモったときの豊かさや重厚感を味わったときの新鮮な驚き。
お一人お一人を順番に、お客さんの場所に立って聴いていただくと、皆さん想像以上の音楽に感動していらっしゃいました。
合唱とは、自分のパートの中で歌っているとここまで分からないのです。
仕事でも同じですね。
自分の任された仕事を丁寧に行い、役割をまっとうし、そしてチームで力を合わせて結果を出す。
一心不乱に無我夢中で働いた結果、その真の素晴らしさは、自分たちには見えていないということがあります。
今回は、前半の練習後、皆さんにお話しあいの時間を持っていただきました。
言葉を尽くして、「どうすれば良い音楽になるのか」を考えていただく。
そのあと、もう一度演奏すると、話し合う前と違って、お互い心の通う深みのある世界を表現できるようになっていました。
言葉のない音楽のアンサンブルでも、「言語知」を語り尽くしたあとにこそ「暗黙知」が生まれるということなのです。
録音の本番を繰り返し、反省を重ね、何度もチャレンジするうちに、最初とは比べものにならないような世界が広がってくるのを感じました。
レコーディングでは素晴らしい「作品」が残せたと思っています。
やはり、諦めずにPDCAを回すことが、成功への道なのですね。
ぜひ、新入社員の皆さんが、この日のことを忘れずに、お仕事でも良き成長とご活躍をしていただけるように祈っております。
その場であわせたとは思えないような素晴らしい演奏になっていました。
一期一会の響きを有り難うございました。
吉竹社長のお人柄、馬場さんの人間力で、素晴らしい人材を大事に育てておられるのが感じられました。
人事の弓崎さん、何ヶ月も前から丁寧にご準備くださり本当に有り難うございました。おかげで最後までプログラムを終えることができました。渡会さんもサポートを感謝しております。
他、サポートくださった社員の皆様方、そして松井先生。素晴らしいお声を有り難うございました。
この場を借りて感謝申し上げます。
明日は、参加者皆さんの感想をお届けする予定です。