人は話の内容より声で判断している? ボイストレーニングがお得なその理由
最近、ビジネスのスピーチやプレゼンを聴く機会が増えています。
ほとんどの方は内容は素晴らしいのに声で損している。もったいないなあと思います。
もし同じ内容を語るならば、もし同じ内容をお客さんに営業するなら、声がよい方が有利です。
メラビアンの法則というのがあります。
アメリカの心理学者メラビアン博士の研究結果ですが、コミュニケーションには言語・聴覚・視覚の3つの要素があり、人は下記の割合で影響を受けるといわれています。
「言語情報」話の内容・・・7%
「聴覚情報」声の質、早さ、大きさ、口調・・・38%
「視覚情報」見た目、表情、しぐさ・・・55%
メラビアンの法則によると、声の大きさや質は、話の内容よりもコミュニケーションにおける影響力が大きいといえます。
だから、もしコミュニケーション力やプレゼン力を上げたいのであれば、まず声を磨いたほうが得であるということです。
私自身も最近皆さんの前でお話する機会をいただくようになりましたが、「どうしてそんなに立派に話せるのですか?」と、後から質問を受けることが多くなってきました。以前はそんなことはまず言われたことがなかったので驚いています。
話している内容は皆さんのほうが素晴らしいと思うのですが、やはり声のトレーニングの成果が出ているのだと思います。
もちろん、内容ももっと勉強しなくてはなりませんし、さらに必要な「人間性」を深めるというのは時間がかかります。
しかし、声のトレーニングというのは、誰でもできます。
そして誰でも変われます。
そう。私でも。
声は生まれつきだから、とあきらめることはありません。
しかし今、ビジネスのためにボイストレーニングを行っている人は驚くほど少ないのが現状です。
アメリカでは大統領も必ず行いますし、欧米でボイストレーニングは当たり前のビジネススキルになりつつあります。
だからこそ、今ボイストレーニングを行うことは、他者との差別化をはかることができるチャンスでもあります。
私は、お一人でも多くの方がボイストレーニングを行って、皆さんが本来持っている良い声を取り戻していただくために、今後もこのブログでお勧めしていきたいと思っています。