ライフワークとしての音楽を考えていきます

週4回練習するアマチュアオーケストラ

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アマチュアオーケストラの横浜交響楽団は創設80年を迎えるオーケストラです。
 
このオーケストラは、週に4回のリハーサルをこなします。
 
音楽の専門家ではなく、別に仕事を持っている方々も多いのに、なぜか?
 
2012年2月22日の日本経済新聞神奈川に、常任指揮者である甲賀一宏さんの記事がありましたのでご紹介します。

・・・・・(以下引用)・・・・・
 
プロのオーケストラは1~2回のリハーサルで本番に入ることが多い。それは、楽団員がプロなので、指揮者は細かいニュアンスを伝えるだけで済む。だがアマオケは団員のは技量の差が大きいうえに、勤め先の都合でリハーサルを遅刻したり欠席したりする人も多い。
 
・・・・・
 
「練習に毎回参加できない人にも合奏の楽しさを感じてもらうため、指揮者が毎回参加して練習の遅れを補えるようにする」アマオケ指揮者の役割をこう語る。アマは客とともに演奏に感動しなくてはいけないという持論だ。
 
・・・・・
 
「音楽文化の底上げにはアマチュアの音楽活動が大切だ」という小船(創立者)の教えを継ぐ人が出ることを期待する。「80年の歴史を途絶えさせないのが私の務め。続けることが文化になる」
 
・・・・・(以上引用)・・・・・

週4回の練習を実施することで、忙しい現代人でも、どこかで補えるようにするということですね。

甲賀さんは、ほとんどお休みすることなくご指導を続けておられて、大変なご苦労もあったことと思います。
 
私も、アマチュア合唱団の代表を務めさせていただいていますが、毎週土曜日に13時から21時までの稽古を行います。
皆さん、平日は仕事で精一杯。練習する時間もありません。そこを、土曜日だけは13時~17時までと、18時~21時までの2回に分けて行うことで遅れをカバーし、さらにレベルアップ図っているのです。「週4回」には及びませんが、他に仕事を持っている方々でも、なんとか練習できる環境を作りたいと考えたのです。

プロだったら、夜の数時間1回で合わせられるのですが、アマチュアはそうはいきません。
しかし、一から丁寧に一緒になって作っていくと確実に良い音楽につながります。
そして、器楽のオーケストラと違って、合唱は経験がそれほどなくても、工夫しながら一生懸命やれば、意外とお客さまが聴けるものが演奏できるようになるのです。
そこが合唱の醍醐味ですね。
 
日本の音楽文化の底上げは、アマチュアが担っています。
もっと、たくさんの人に音楽の喜びを感じてもらえるように日々活動していきたいですね。

Comment(2)

コメント

>日本の音楽文化の底上げは、アマチュアが担っています。

本当にそうだと思います。
私はピアノ専門ですが、吹奏楽も合唱もバンドも経験があるので、「他の人と一緒に音楽を作り上げる喜び」を知っています。でも実際、中高と吹奏楽を熱心にやっていた人でも、社会人になると全く活動していない。居住地の、あるいは職場の近くに社会人バンドがないとか、仕事や家庭の事情で音楽どころではないという声も多々あります。
ピアノでも大人の方がレッスンを続けるのが難しい事情があります。ただレッスンをやめるだけならまだしも、レッスンをやめてしまったら最後、二度と音楽に関わらない場合も多い。
細くても長く音楽活動を続けていけるようなサポートをするといっても、せいぜいレッスン日にフレキシブルな対応をするとか、同じような社会人の愛好家の方に演奏機会を提供する、私が思いつくのはこれくらいです。

「仲間がいる」っていうのはポイントだと思いますよ。

ことなりままっちさん
ピアノは素晴らしいのですが孤独な作業が多いので惜しいところで続かなくなってしまう方が多いのですよね。確かに仲間がいると続けやすいです。合唱も、忙しくても続ける方が多いのは、そういった理由が大きいかもしれませんね。

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