ここ(本ブログの過去エントリ)で、IBMとMSでのTDD(Test Driven Development)の適用評価事例を報告する論文を紹介した。TDDの適用評価は他にもあり、ここで紹介するのも、そのうちの1つ。
論文では、24人の実務経験者を対象にテスト駆動開発をした場合としなかった場合(設計→実装→テスト)の比較をしている。報告されている主な知見は以下のとおり。
- TDDを実施した場合に機能テスト(ブラックボックス)で不具合を検出するテーストケース数が削減された(不具合を検出したテストケースが18%減少)。
- TDDを実施した場合に、コーディング(実装)の時間が16%増えた。
- TDDを実施した場合、テストのカバレッジが大きくなった。
被験者を対象としたアンケートでは、以下を含む結果が得られた。
- 96%の被験者がデバッグの工数を減らすと感じた。
- 88%の被験者が要求が洗練されると感じた。
- 92%の被験者がコードの品質を上げると感じた。
- 50%の被験者が開発工数を減らすと感じた。
対象ソフトウェアは商用のものではなく、小規模のものだそうだ。グループを2つにわけ、TDD+ペアプログラミングのグループ、設計→実装→テストのグループとしている。
Special
- PR -| biac | 2010/03/10 12:31 |
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> (不具合を検出したテストケースが18%減少) Abstract では、"they passed 18% more functional black-box test cases." と言ってますね。18% 多くのテストケースをパスさせた、と。 この論文でも、完成までのトータル工数 (つまり、コーディング開始から、テストケース20個に全部合格するまでのデバッグと再テストを含めた工数) を計測していないようなのが残念です。 | |
| 森崎 | 2010/03/11 22:37 |
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注意点等ありがとうございます。ためになりますね。 紹介が増えていくといいですね。 | |
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