オルタナティブ・ブログ > 森崎修司の「どうやってはかるの?」 >

計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

参加者全員で同一のソースコードを読み、読み進め方を議論するワークショップ

»

1/30(土)に東京、田町でソースコードリーディングワークショップ2010を開催する。参加者で同一のJavaソースコードを読んでいただき、参加者同士でその読解戦略の意見交換をしていただく。主旨や意義は@ITの記事にしていただいた。

ソースコードを理解することを厳密に定義することは難しいため、本ワークショップでは「バージョン1.0を大まかに理解し、バージョン2.0との差分の適用可否を正しく判断できること」としている。差分は複数ある。現時点では15種類程度になる予定で、バージョン1.0からの機能追加やリファクタリング等のタスクを設定し、タスクごとに差分が用意される。差分を適用して問題がないかを回答していく。

対象プログラムは、現在のところGUIアプリケーションでJavaアプレットで書かれたものになる予定。Java言語、アクションリスナやパネル等の知識があれば、読める。

ワークショップでは、Publickeyの新野氏をモデレータとして迎え、サン・マイクロシステムズの戸島 義徳氏、Seasarプロジェクトチーフコミッタ/電通国際情報サービスのひが やすを氏、日本IBM 細川 宣啓 氏、カーネル読書会主宰/楽天 よしおか ひろたか氏、私をパネリストとして、読解戦略を語る。

年末から私の仕事がうまくさばけておらず、本ブログでのワークショップ開催のお知らせが遅くなったが、既に申し込み開始しており定員を超える申し込みをいただいている。申し込みはこのページのリンクをたどっていただきたい。一部の時間帯で会場を増やす予定だが、その分もそろそろ埋まる見込みだ。

ディベロッパーサミット2010でも類似のワークショップを開催する。「平日じゃないと参加が難しいなぁ」という方や1/30の申込み終了の場合にお勧めしたい。

Comment(0)